2024年6月7日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ。今月は作曲家縛りではなく、インスト(楽器演奏)は「Fried Bananas」「With the Wind and the Rain in Your Hair」「I Will Wait for You (「シェルブールの雨傘」から)」「Body and Soul」「It’s You Or No One」「」と続く。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さんのトラ(代役)の榎本さん(b)、御子柴さん(ts)】

「雨」はジリオラ・チンクエッティのかなと思ったら本多バンマスが奥様のアイデアから三善英史の演歌を秀逸にjazzに編曲したものの再演だ。今月も本多バンマスの後輩で阪大バンドの岸本晃司さん(ds)と同級生のお2人も来てくれたので、早速、岸本さんにはシットインで参加してもらうことに…。

2nd setのヴォーカルタイムは先ずシットインで中村美津子さんが「But Not for Me」をヴァース(前歌)から達者に歌う。この曲のヴァースは初めて聴いたが美しい!私はヴァースから歌える曲はあまり多くないのだが「やはりヴォーカルはヴァースから歌うべきだなあ」と改めて思った。

次のマッキーこと牧かおるさんは私とのDuetで「I’ve Got You Under My Skin」。彼女がトニー・ベネットとレディ・ガガの動画を送ってきたが「(彼等より半音高い)オリジナルキー(E♭)でいい」との事。え~?ガガより高いけど大丈夫か、と思ったが杞憂だった。マッキーは高音域も凄く広い!

♪I’ve Got You Under My Skin with マッキー・・・2024年6月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

この曲は私もマッキーもこの日初めて歌ったのだが、私の歌い出しがおかしかったり途中の歌詞が怪しかったりしたものの彼女は磐石でエンディングでガガがlike a tatooと言っている部分をsweetsに変える余裕も見せた。バンドもmakes me stop!後の8分休符をしっかりブレイクしてくれた。

3番手の大津晃子さんを「1金名物、岩渕泰冶さんの中入り太鼓で登場…」と紹介したらドラムは岸本さんだったので彼に急遽お願いしたところ何となくハワイ出身力士?的な出囃子になって面白かった。大津さんはスローボサで「Gentle Rain」。この時期は雨モノだとしても流石オトナの選曲だ。


そして私は父の日(6月第3日曜)に因んでペリー・コモの「Papa Loves Mambo(パパはマンボがお好き)」。この曲を歌うのは2007年の2金ライブ以来17年ぶりだったが、今回もお約束の「ウ~!」と「Papa Loves Mambo~Mama Loves Mambo」はお客さんにも一緒に歌ってもらった

♪Papa Loves Mambo・・・2024年6月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブにて♪

そしてヴォーカルタイムのトリは(今月も1金の美空ひばりこと益田さん欠場でもあり)1金の三波春夫こと“お祭り男“の柳田勝史さんがABBAの「Dancing Queen」の再演だ。彼のイメージはABBAよりブラジルのダニエル・ボアベンチュラだが、本多バンマスの2管アンサンブルアレンジも素敵だ。

近所にお住まいで食堂代わりにSEABIRDを利用している滝澤さん(b)にシットインしてもらって「Candy」を演奏し、最後はレギュラーメンバーに戻って「Each Time I Think of You」でお被楽喜となった。来月は本多バンマスは欠場で弟さんが、御子柴さんも欠場で回文王が降臨するとのこと。

Saigottimo