先日(8/24)、アーティゾン美術館に初めて行った。聴いた事の無い美術館だったので「一体どんな美術館だろう?」とネットで調べたら、公益法人石橋財団の運営とある。ここは2015年5月から休館していた旧•ブリヂストン美術館がリニューアルオープン(2020年1月)したものだったなーんだ、そうだったのか!

 

同館のWebによると、「ARTIZON」(アーティゾン)とは「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組合わせた造語らしい。ブリヂストン美術館なら休館前に行ったことがあるが、セザンヌの山の絵が看板になっていて、なーんか暗いイメージしかなかったが、新しい美術館はビル自体を建て直したので明るく美しい。

 

【地下鉄・京橋駅から至近の立地】

 

【9/5までは新収蔵作品展示】

 

この美術館は、キュビズムを中心にカンディンスキーやミロ、クレー、ウーキー、デュシャンなどの現代美術、特に抽象絵画作品には定評があったが、セザンヌやゴッホ、そしてモネやルノワール、シスレーのような印象派作品もカバーしているし、今回のリニューアルもそうだし新収蔵作品も多く、意欲的な姿勢が素晴らしい。

 

【パンフ表紙はカンディンスキーの作品】

 

これもブリヂストンの創業者、石橋正二郎氏の偉大さだろう。彼は一代で福岡・久留米の仕立屋からタイヤのトップメーカーを興した経営手腕だけでも凄いのに、そこで得た資金を美術品の個人コレクションに充て、さらにそれを公益財団にして一般に公開した。彼が日本の文化レベル向上に果たした功績は計り知れない

 

【ビルの構造自体がアートとして楽しめる】

 

【木と金と石の「ソノトキ音楽ガキコエハジメタ」田中信太郎・作】

 

【展示品と同じ椅子で休憩もできる】

 

緊急事態宣言下ということだからかウェブ予約のみでのチケット販売だが予約なしでも空きがあれば受付でネット予約すればOKのようである。1人1200円だが、広い展示エリアを3フロア分堪能できるし制約はあるが撮影もOK!京橋だから東京駅からも銀座からも近く、ここは都内でも超おススメの文化スポットだ。

 

Saigottimo