コロナ禍で深刻なニュースが多い中でもおめでたいニュースはある。元AKB48の板野友美とヤクルトスワローズの高橋奎二投手が結婚を発表した。芸能音痴で燕ファンの長男(*1)は「なんか知らない元アイドルがウチの若手と結婚したらしい。未来のエース候補と言われているが大丈夫なのかな…」という反応だった。
なるほど。高橋投手サイドから見れば、マー君こと田中将大投手(現ヤンキーズ)が結婚して飛躍したように「彼女が(マー君における)里田まいになってくれれば…」という期待ね。私はさすがに板野友美は知ってたが、タレントとか野球選手というよりも両者がお互いのどんなところに惹かれたのかという点に興味があった。
高橋投手は「彼女のどんな時も前向きな姿や(中略)持ち前の明るさや笑顔に惹かれると同時に何度も救われました」(スポニチアネックス)と言い、6歳姉さん女房の板野友美は「彼の少年のような無邪気で素直な人柄(中略)彼のそばにいたいと感じるようになりました」(日刊スポーツ)とコメントしている。ふむふむ…。
よく女性は「男性が(自分の)重い荷物を持ってくれるとグッと来る」というし、男性は「女性が明るい笑顔で励ましてくれるとグラッと来る」という。だからやはり「男性は逞しい強さ」、「女性は明るい優しさ」が異性にアピールするものだ、と思われがちであるが、実はこれは逆ではないかと私は思っている。
女性は、重い荷物を軽々持てる男性の「強さ」にではなく、自分の荷物を持ってくれる「優しさ」に対してグッと来るのだろう。その証拠に重さに負けてグラついても幻滅はしないはず。男性は、笑顔で接してくれる女性の「優しさ」にではなく、どんな辛い状況でも明るい笑顔でいられる「強さ」に対してグラッと来るのだ。
私はかつて部下同士の結婚式で祝辞を述べる機会があり、この話をして「新郎はずっと“優しく”あれば、そして新婦はずっと“強く”あれば、お互い上手くいくでしょう」と結んだ。随分経った後に新郎から「あの言葉はちゃんと覚えてますよ」と言われたので、きっと当人にも思い当たる事があったのではないだろうか。
一般的な男女のステレオタイプは「強い男&優しい女」だから、「気が強い」は女性への悪口、「優しいね」は男性への悪口になったりするが、これを真に受けてはいけない。表向きはステレオタイプ通りでも中身はその逆である方が勝つ。どんなに強くても優しくない男は棄てられ、どんなに優しくても強くない女はフラれる。
男のウリは「優しさ」、女のウリは「強さ」だ。でも昔から「男は度胸、女は愛嬌」というじゃないか、と思うでしょ?でも何故そんな言葉が残っているか考えてみれば分かるはず。男はみな意気地無しだから「男は度胸」と言う必要があり、女は度胸があるのは分かってるから、せめて愛嬌くらい出せよという意味だろう。
スポーツ競技が男女別であるように肉体的には男性の方が強いが、精神的には女性の方が強いのは明らかである。恐らく神様は「逞しい体に優しい心を、優美な体に強い心を」と、クロスさせることでバランスを取ったのだろう。だから男は精神的に弱いので、優しさを武器に女の強さにすがって生きるしかないのだ。
“ともちん”こと板野友美は無邪気な彼に癒されながらいつまでも前向きな強さで彼を救い続け、“将来のエース”高橋投手は前向きな彼女に救われながらいつまでも無邪気さを失わずに彼女を癒し続けて、末永くお幸せな家庭を築いて戴きたいと、眩いばかりのツーショットを眺めて願う2021年の正月でありました。
*1:長男は幼い頃に東京ドームでヤクルト応援団に席を譲ってもらい応援グッズをもらったのがキッカケ。因みに東京生まれの私は巨人ファンだったが大学時代にアンチ巨人を経て巨人を倒した中日ファンとなり、家内と次男は寅年生まれで阪神ファン。
Saigottimo

