2012年10月7日(日)「雑居まつり」当日。
朝7時に目が覚めたが昨晩からの雨が止まないままなので「明日に順延かな」と思いきや大会実行委員会は決行を決定したとのメールがあり、9時半に家を出て雨の中を電車で梅ヶ丘に向かう。
10時半にメンバーと公園内の売店で待合せたが雨なので予定した最終リハはできないし、10時からの和太鼓は雨天中止となったようだ。


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ステージでは11時からのフォルクローレ・バンドのセッティング中。
舞台監督の植田さんは「予定通り進行しますよ」とやる気満々だが、そもそも屋根のないステージでどうやってキーボードを濡らさずに演奏するというのだろう?
11時20分、出番10分前にステージ袖に停めてあるワゴンのリアハッチの下で控えていると、若い女性スタッフ数人が我々のところに炭カルのゴミ袋とガムテープを持ってやってきた。
なんと、このゴミ袋を裂いて広げ、フードのようにしてキーボードの上を覆うのだという。
「え~、今からそれをする?」
でも、さすが「雑居まつり」は市民活動の祭典だけあって、市民の“草の根パワー”は何でも可能にしてしまうようだ。


11時32分、前のバンドがアンコールに応えながらもほぼ予定通りに終わった時にはキーボードフードは完成(?)し、いざ、ステージへ出陣!

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雨はまだ当分止みそうな気配はなく、お客さんも傘をさしながら聴いてくれている。
「皆さん、こんにちは!」「Nostal♪sic-NEOで~す!」「今年もよろしくお願いしま~す」と第一声をあげ、ざっと、見渡すと、私の家族やテニス仲間のご夫婦、中学時代からの同級生、音楽仲間に会社の大先輩の顔も・・・。
こんな天気なのに応援に駆けつけてくれて本当にありがたい。


①「500マイルも離れて」


1曲目は、昨年は日程が都合つかず参加できなかった女性vo.のtottiをリードヴォーカルにフィーチャーし、アメリカのモダンフォークグループPPMのナンバーから「500マイルも離れて」。
キーボードのJOEJIIはフードの中の譜面を覗き込むようにしての演奏なので「ゴメン、俺はコーラス入れないから」とのこと。
そりゃそうだろう、演奏するだけでも軽業並みだ。急遽、私だけコーラスを付ける。


②「虹色の湖」


進行に考慮し、予定していた「パフ」をすっ飛ばし、2曲目は60年代後半の日本の音楽シーンから、中村晃子が歌って大ヒットした「虹色の湖」をtottiのソロでブチかます。
当のtottiは自分が生まれてもいない時代の曲で「何故、この曲?」と、あまりピンと来ていなかったが、パンチがあるこの曲は歌唱力のあるtottiにはピッタリで、私もJOEJIIも今回の目玉の一つとしてイチ押しだった曲だ。
tottiはタンバリンを叩きながら「一人GS(グループサウンズ)」と呼ばれたこの曲を見事に歌いこなした。カッコイイぞ、totti!

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③「亜麻色の髪の乙女~想い出の渚」


そして、島谷ひとみがカバーヒットさせたビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」とワイルドワンズの「思い出の渚」を1コーラズずつ繋げてメドレーにして私が歌った。
この2曲はどちらも綺麗なメロディで好きな曲だったし、何となく曲想が似ていたので、いつか繋げてメドレーにして歌ってみたいと思っていたのだ。
今回のステージでは私の唯一のソロ曲でもある。


④「ロンドンデリーの唄」~「セナのテーマ」(ピアノソロ)


60年代後半のグループサウンズ全盛時代の懐かしい曲を3曲続けたあとは、別の意味で懐かしい曲としてJOEJIIのピアノソロ。
アイルランド民謡「ロンドンデリーの唄」(「ダニーボーイ」という歌詞もある)から「セナのテーマ」へと続くメドレーだ。
この「セナのテーマ」は天才F1ドライバーの故アイルトン・セナではなく、90年代の懐かしいTVドラマ「ロング・バケーション」でキムタクが演じたピアニストのセナである。
JOEJIIの想い入れたっぷりのピアノソロが雨にぬれる公園の木々に染みわたるように響く。

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⑤「秋の気配」


ピアノソロの間、ステージの両端にハケていたtottiと私がステージ中央に戻って、次は70年代のヒット曲から、tottiをフィーチャーして2曲。
最初の曲はオフコースの「秋の気配」。
この曲はJOEJIIが提案したらtottiも大好きでカラオケでもよく歌うとの事で急遽プログラムに入れたのだが、私はこの曲を全く知らなかった(70年代以降の新しい音楽は基本的に苦手なので・・・)ので、Youtubeの音源を聴きながらコーラスを付けてみた。

練習で合わせたのは、ほぼ1回だけだったが、存外うまく仕上がり、今日の秋の野外にピッタリはまった。


⑥「時代」


次は中島みゆきの「時代」、tottiはこの曲からいつも元気をもらえるそうだ。
彼女は性格的にはカラッとした陽気な関西人なのだが、暗い歌が好きだという。
サビの部分だけ私が3度の和音でコーラスをつけた。
今日のステージの中では、この曲が「完成度」「聴衆のウケ」ともに一番ではなかったかと思う。


⑦「風」


そして、我々の最後の曲は昨年と同じく、はしだのりひことシューベルツの「風」。
この曲は誰もが認める日本のフォークソングの名曲だが、何故か殆どカバーされていない。
しかも女声がリードを歌ったヴァージョンは聴いたことが無く新鮮だったので今回はtottiとのco-リードにした。
炭カルフードでの演奏にも慣れて少し余裕の出てきたJOEJIIもコーラスに加われたので、予定通りの3声でフィナーレを飾ることができた。

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ステージを降り、雨にぬれないようにキーボードを片付けていると、応援に聴きにきてくれていた家族や知人達が舞台裏まで訪れてくれた。
皆、口々にtottiのヴォーカルに感銘を受けたとの感想をくれたし、舞台監督の植田さんも「女性ヴォーカル、サイコー!サイコー!」と2度もサイコーを連呼してくれた。
今回初参加であるtottiを前面に押し出してアピールしたかったJOEJIIと私にとっては、大成功で、とってもうれしかった。


今回、全7曲とも、歌詞も間違えず、音程もリズムも特に外さず、ほぼ完璧にできたような気がしている。
こういう時に録音を聴き直したりすると落ち込むので実は余り聴きたくない気分である。

「雑居まつり」は、このあと数々のステージがあり、16時前に梅ヶ丘市街を練り歩いたサンバ隊がメインステージ前に帰ってきて最後に総出演で「風になりたい」「上を向いて歩こう」を歌って終宴となった。

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夜、久しぶりに家族で外食した際に感想を聞いたら「どの曲も結構、口ずさんでいるお客さんが多かったので選曲は良かったと思うよ」「『時代』が良かった。『秋の気配』もとても良かった」「tottiは高い声の人なのかと思ったが、低い声もしっかり出てて上手だと思った」「俺はピアノソロも良かったと思うよ」などのコメントが・・・。
テニス仲間のご夫婦からもメールが入り「初お目見えのtottiさん素敵でした。家内も感激していました。また来年も期待しています」とのことで、いやあ、よかったよかった・・・ははははは。


でもさあ・・・たしか俺も出演していたよね?
そうだよ、写真に残っているんだから気のせいじゃないよね、ちゃんと出ていたよね?


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