お婆さん:“すみません、、、今日だけ何とか泊めて頂けませんか。どこのホテルに行っても満室だからと断られて、今日泊まるところがないんです。”
本当に困った顔で僕にお願いをしているこのお婆さん、、、どうしよう、、、
パク:“うちも今日は満室なんですが、、”と言いながらも、このお婆さんがここでも断られたらこんな遅い時間にどこで寝られるんだろうとすごく心配になりました。
もしかしたら近隣の知っている旅館なら空いているかもしれないと思ったので、すぐに電話をしてお婆さんの事情を説明し、遅い時間に放蕩に申し訳ないが何とか一室だけ開けてもらえないかと頼みました。
旅館の方“うーむ、客室としては不向きだけど、狭い部屋で構わないなら今日だけ空けましょうか、、、”と何とか了解してくれました。
パク:“お婆さん、幸いに近隣の旅館に一室空きがあるそうですから、場所を教えますので今日はそこで泊まってくださいね。”
お婆さん:“狭くても大丈夫です。泊まれる部屋さえあれば、、本当に助かりました。”
地図を開いて旅館の場所を説明しながら、
「これが地図ですから、この道をまっすぐ行って、、、(中略)もし迷ったら旅館の電話番号を教えますので、直接電話してください。」
お婆さん「私、携帯の電池が切れてしまったんです。」
旅館の場所が路地にあることと暗い深夜だったことを考えると多分行く途中迷ってしまうんじゃないかなと非常に心配になりました。
「うーん、じゃ僕が旅館まで案内しますから、一緒に行きましょう。」
何だろう、、、僕が青少年期をお祖母ちゃんの下で育ったせいか、年老いた方を見ると何とか助けたいという気持ちが無性に強くなる。
徒歩で10分くらいの所だったので、歩きながら色んな話をしていました。
お婆さんが兵庫から来たこととか、品川で息子さんと会うことにしたけど、連絡ができなくて会えず、仕方ないから泊まるところを探してここまで来ちゃったという話とか、、、僕が韓国人で兵庫でゲストハウスを開業したいという話とか、、、お婆さんの家の隣に韓国人夫婦が住んでいて、仲良くしてくれたとか。
そういった話をしながら無事に旅館に着くことができました。行く途中僕自身も初めて行く道でちょっと迷ったので、お婆さん一人で来たら多分迷ったんだろう、、、ここまでお婆さんに付いて来て正解だったと思いました。
お婆さんを旅館に見送り、旅館の方にお礼を言って、ゲストハウスに戻りって寝ようとしたら何か分からないけどすごく幸せな気分になりました。何ででしょうね。あのお婆ちゃんが安心して泊まれる場所を見つけることができたから・・・?
宿というのは泊まる場所を提供することで感動を生み出すこともできるんだなと初めて気づきました。
次の日、7時に起きてチェックアウト対応で朝番の仕事をしていましたが、昨日のお婆さんがまたゲストハウスにいらしてくれました。
「○○さん、お早うございます。昨日はよく寝られましたか?、どうしましたか?」
「朴さん、昨日は本当に有難うございました。私、朴さんがいなかったら寒い夜ずっと路頭で迷っていたかもしれません。これは大した金額ではないですけど、私の気持ちですので、是非受け取ってください。」とお礼の手紙と少額のチップまで頂けました。
何かを望んで助けたわけではなかったので、断ったんですがあの方の気持ちを考えて受け取ることにしました。早速スタッフの夕飯代に使わせて頂きました。カムサハムニダ!!お婆ちゃん~~!
最近毎日予想外の出来事が起きますけど、だからこそゲストハウスって魅力的なところなんですね!!
