ふくしまっ子Smileプロジェクトと公益財団法人浄土宗ともいき財団の共催による「第3回親子で行こう!田植え稲刈りツアー!(田植え編)」が福島県内で開催されました。
今回も昨年同様、福島県会津地方においての開催となりました。
東日本大震災・原発事故から4年余が経過した福島県の現状をふまえ、親子ともに参加することで郷土における「食の体験」と「宗教体験」から、様々な想いや祈り・感謝を共有・体験し、複合的観点から親子関係のさらなる向上と郷土愛の育成、さらには地域活性化を目的とするツアー企画になります。
今回のツアーは福島県内の浜通りから22名・中通りから6名・会津地方から7名の合計35名のご参加を頂戴しての開催です♪
6日朝、各地からツアーバスに乗車した参加者の皆さんは、車内にて自己紹介をしながら西会津町の西光寺さまへ。
まずは西光寺さまのご本堂においてお勤めとご住職の岩倉上人のご法話(^^)
緊張しながらもお念仏をお称えする皆さんの姿が印象深かったです。
朝からの降ったり止んだりする雨を横目に、本堂内で楽しいレクリエーションを行ったり、軒先で地元農家の皆さんから「イタドリ」を使った笛作りを教えていただいたりしました。
楽しいレクや自作の笛を吹いて子供たちは大はしゃぎでした(^^)/
念願かなって午後には雨も上がり、いざ田んぼへ!
農家さんのご指導の下、横一線に並んで田植え開始!
みんな一生懸命田植え作業に精を出してくれました
田んぼに住む色々な生物について農家さんから教えていただいたりしながら、泥だらけになって田植えに取り組む子供たちの笑顔が印象的でした(^^)
秋の収穫が待ち遠しいですね♪
無事田植えを終えた一行はこの日の宿「柳津町民センター」へ。
温泉につかって移動と田植えの疲れを癒した後は、腹ごしらえ。
食事の前後には食前・食後の言葉をお唱えし、天地の恵みが食事としていただくことができるようになるまでの手間暇などに想いを馳せながら感謝を想いを新たにされた様子でした。
食後には農家さんからお米ができるまでの農作業についてレクチャーをいただきお勉強(^^)v
またモグラ撃退!ペットボトル風車作りや案山子への寄せ書きなども行い、今回植えた稲の健やかな生育をみんなで祈りました。
参加者の皆さんは、ペットボトルに切り込みを入れたり、風車をカラフルに色付けしたりする作業を楽しみながらも真剣に取り組んでいらしゃいました。
完成した風車を手に記念撮影。満足げな笑顔がこぼれます
翌日7日朝、宿を出発した一行は江戸時代の街並みを残す宿場「大内宿」へ。
昨日とは打って変わってのとっても良い天気でした♪
大内宿には、下野街道と呼ばれた会津と日光を結ぶ街道の両脇に茅葺き屋根の民家が並び、江戸時代には江戸へ向かう大名や旅人の宿駅として重要な役割を果たしていたところです。
今でも30軒以上の茅葺き屋根の民家が並ぶ様子は極めて珍しく、現在も100万人以上の観光客が訪れ賑わいを見せています。
運良く茅葺屋根の葺き替え作業も見学できました♪大変な作業ですね。
大内宿街並み展示館を見学したり、珍しい茅葺屋根の街並みを満喫しながら、大内宿のお寺「正法寺」さまへ。
正法寺さまでは副住職である油谷上人からご法話をいただきました。
地域とお寺の繋がりについてや命の大切さについてのお話に、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていらっしゃる様子でした。
ご法話の後には、名物のお蕎麦とおもちを堪能♪
帰路のバス内ではツアーの感想や思い出が参加者の皆さんからお話され、その様子から今回のツアーがとても充実したものであったことが伺えました(^^)
会津・中通り・浜通りの出発各地では、秋の稲刈りツアーでのまたの再会を願っての解散となりました。
皆さんが植えた田んぼに立てられた「案山子」と「ペットボトル風車」
収穫まで見守りよろしくお願いします!
植えられた稲の生育状況は、ふくしまっ子Smileプロジェクト公式HPに随時UPされる予定です!
チェックしてみてください!