今週の浜〇かふぇは午後2時より「平山崎雇用促進住宅 広場」と「楢葉町 内郷白水応急仮設住宅 集会所」の2カ所にて開催されました。
この日は風は少し冷たいもののお天気も良く、日差しの下では春を感じられる一日となりました。
それではカフェの様子です。
まずは「平山崎(たいら やまざき)」。
オープン前の準備を進める浜〇スタッフの皆さん。
今回は地元青年会の方4名といわき市復興支援ボランティアセンター(いわき市社会福祉協議会)からの生活相談員さん3名での開催でした。
約20名の住民の方がご来場くださり、時間の許す限りゆっくりと過ごされていく方が多かったです。
お天気も良かったこともあり、「近くに桜の木があれば、お花見しながらみんなでお喋りできてもっと楽しいのにねぇ」なんて声も聞かれました。
こちらには体の不自由な方も入居されておりますが、住民の方同士で介添えしてカフェにお連れくださったり、普段はお散歩に一緒に行かれることもあるそうで、とても温かい雰囲気が感じられる開催場所のひとつとなっているそうです。
入居されている方の震災後の生活状況は様々で、復興公営住宅に移られたり、新たに住居を求めたりされる方が少しずつ出てきている一方で、まだ次の住居が決まっていない方や経済的に苦しい生活を余儀なくされている方もいらっしゃるようです。
震災・原発事故から3年という月日が過ぎましたが、国や行政からのサポートがより必要な方の所にピンポイントに届くような支援が必要となってきているようにも感じました。
こちらでは約20名の住民の皆さんがご来場くださり、終始とても和やかな空気が流れるカフェとなりました。
最近では集会所で行われる支援イベントなども少なくなりましたが、浜〇かふぇでは定期的に開催されることもあり、いつも住民の皆さんがお喋りを楽しみにお集まりになります。
お話や情報交換をする場があるということは、震災・原発事故以前はごく当たり前のことだったかもしれませんが、ご来場くださった住民の皆さんから「いつもありがとう」というお言葉をいただくと、とても貴重な時間であるんだなぁと筆者も実感しているところです。
夕方近くなると学校や幼稚園から帰ってきたお子さんと保護者の方が一緒にカフェに来てくれます(^^)
浜〇スタッフと遊ぶ姿も今では当たり前の光景となっています。
今後も集会所で住民の皆さんと貴重な時間を共有させていただければありがたく思います。
しかしながら避難生活を送られている皆さんが、仮設住宅からお移りになる時期が来たら、スタッフの皆さんは寂しく感じることでしょうが、一日も早く新たな生活に進んでいける時期が来ることが望まれていることは言うまでもありません。
今後とも「ふくしま」をそして被災地を応援していただきますようお願いいたします。