ニューヨークで考え中 近藤聡乃 | ドイツ語の絵本・子どもの本 Deutsche Kinderbuecher

ドイツ語の絵本・子どもの本 Deutsche Kinderbuecher

                  本の出だしの訳と読後の一言感想を書いています

 

 

亜紀書房

2012年8月9日 ー 2015年4月2日

初出 Webメディア「マトグロッソ」、近藤聡乃ウェブサイト

 

 

 

「その瞬間」という漫画では、作者が飛行機酔いのせいで死にそうな(地獄のような)めにあったので、次の飛行では強力な酔い止めを飲み、到着時は眠りこけていてフライトアテンダントに起こされたという経験が書かれていました。

 

もう20年ぐらいお世話になっている銀行の方(主人も会うたびにここの支店から移動しないでくれると有難いと話している)とは株の話をする前には必ず世間話をしますが、大抵それは私達の旅行の予定やその銀行員Mさんの家族旅行の話です。

Mさん一家の行き先はトルコが殆どですが、前回のトルコ旅行ではホテルで知り合った旅行者がカリブ海の島々もいいから一度行ってみたらと誘われたそうです。

私も時々Mさんに日本へもぜひどうぞ等と言ったこともあります。

 

でも、今回初めて聞いたのは、奥さんが飛行機に酔うのでトルコぐらいの距離が限度であること、そして、奥さんもやはりこの作者みたいに酔い止めを飲んでいるので、「あら、もう着いたの。」と着陸時まで眠りこけているそうです。

 

私も昔トルコ一周旅行をして、トルコの人々の気さくさ、親切さには感動したものですが、そういう事情もあり、Mさんはドイツ人に人気のあるカリブ海近辺などには挑戦していなかったのだなあと納得しました。