「晴…俺はいつお前と本気と言うのをできるんだ?」
「んー…お前が大人になってから?」
俺はいかにも馬鹿馬鹿しい。と言うような表情を浮かべた。
「よー。晴。」
声がする方を振り返ると
「夏生。」
「よー零。こんなコンビニでなにしてんの?」
「見ればわかる。買い物だ。」
「ふーん。」
そう言って髪を思いっきりわしゃわしゃと撫で回す
「やめろっ!」
と同時に弁慶の泣き所を思いっきり蹴る。あいつは痛みに耐えるのに必死だ
「ちょい止め。お前なにやってんの?」
晴は俺を自分の身の方に寄せ抱きしめる
「んー。末っ子いじり?」
「うちの末っ子いじっていーのは俺だけなんだけど。」
夏生はとんでもなく呆れた顔を浮かべ
「はいはい。そーでしたね。」
と完璧に呆れた物言いをした
今だけは心底夏生に同感する
prrrr…
「ん。ごめ、幹子さんから電話」
そう言って晴は外へ出た
「まだ一向に進んでない感じ?」
いきなりの質問に俺は戸惑う
「ああ。俺は晴が欲しい。晴の全てを知りたい。だけど…」
「だけどあいつは誤魔化す。…か?」
「…ああ。」
俺からキスをしてもあいつは1度も本気と言うのをしてくれない。それどころか俺ばっか気持ち良くなるだけで…
「れーん。おい。零ってば」
「なんだ?」
「ずっと呼んでんだけど。」
「…すまない。考え事をしていた。」
「あっそ。」
そう言って夏生は飲み物を取りに飲み物コーナーへ行った。
その後ろ姿は本当に晴にそっくりで無性に抱きつきたくなった。きっと抱きついたとしても晴とは全くの別人だ。似ていても性格は全然違うし。俺への対応も違う。そんなことを考えていると夏生はいつの間にか戻ってきていた
「ん?なに?」
「…。」
俺は無意識に晴ではなく夏生の背中に抱きついた。
「ちょ、零?また晴に怒られっぞ?」
抱きついたら分かる。やはり夏生は夏生で晴ではない。
「…夏生は…」
「あ?」
「夏生は晴よりも上手いのか?」
俺は何を聞いてるんだ?そう思ったが口は止まらない。
「晴は俺を子供扱いばかりして一向に本気と言うのに辿り着けない。俺からねだってもあいつは華麗によけて誤魔化す。」
夏生は困ったような表情を浮かべたような気がした。そして、
「じゃぁ、試してみる?」
「それは出来ない。」
俺は晴をいつも何度も怒らせてしまう。
「まぁ、そうだよな。」
「…。ああ。」
「ほら、離せ。晴が戻ってくる。」
俺は離し難い手をゆっくりと離した。
「どーした?零。疲れたか?」
「いや。別に。」
素っ気ない返事をしたことを少し後悔した
「幹子さんが今すぐ帰ってこい。ってさ。」
「わかった。」
俺はいつになったら晴を自分の物に出来る。晴は物じゃない。そう分かってるが晴を誰かに取られるのは嫌だ。弟として見て欲しくない気持ちがあること自体俺は可笑しい。そう分かっているがどうもこの思いは止められない…
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚
零くん本当に可愛いよね♡
晴さん大好きな所とかツンデレもいいところだo(`・ω´・+o)