まずそれは子供を産む夢から始まった。


当時まだ私は香港の西営盤というところに住んでいて、オーストラリア人の女の子のルームメートがいた。



わたしは長年ずーっと赤ちゃんがほしかったから、すごくうれしくて朝起きるなり、ルームメートに叫んだ。



「私、子供を産む夢をみた! 初めてちゃんと子供が私の足の間から産まれてくる夢だった!」 



頭の中でその割には痛くなかったなと思いながら、ルームメートが



「すごいじゃない!それは何かの予兆だわ、あなたすぐいい人に出会って結婚するのよ」



というのをフンフンうなづきながら聞いていた。




そしてしばらくして、私たちはもうちょっと広くていい部屋に引っ越した。 



ルームメートは彼氏ができて、私たちのアパートには一向に帰ってこなくなった。




次に見た夢は、大勢の人がいる中で、誰かに抱きしめながらキスをする夢だった。



すごく幸せな気持ちになって目が覚めた。


わたしはタイで働いている事も、香港で働いている事も、その前に夢でみている。 



たいがい正夢になる場合、夢を見ながらなんだか変な気がするので目が覚めるそれでリアルに覚えている。 




逆に言うと、覚えていない夢はどうでもいい夢のことが多い。





だからこの二つの夢はまさに正夢になることをあらわしていた。