昨日、新宿武蔵野館。

大自然の中でおもいっきり人形劇という意外となかった作品。
CGは操演ワイヤー消しや、実際に撮影した背景との組み合わせなどにしか使っていない。

キャラクターデザインも秀逸。
かなりサイズの小さいぬいぐるみや精霊なので、風景の中に埋もれてしまいがちでもあったが、その分、コロボックル目線での森や川の美しさや厳しさを感じることができ、命をテーマに輪廻とか、すごく伝わってくる。監督の身内キャスティングも暖かい。

世界観的にはテッドよりムーミンなどに近いが、ペットの里帰りというか、玩具との決別の話なので、やはりそこは、ぬいぐるみムービーであったろう。

昨日、新宿ケイズシネマ。
「MOOSIC LAB 2015」のBプログラム。




「劇場版 しろぜめっ!」
ジャズバンド、スガダイロートリオのツアー旅を追ったドキュメンタリー。 60分尺にギュウギュウの密着素材の中に、一癖も二癖もある、しかし魅力的な人々が溢れる。ミュージシャンや芸人としてのプライドや、天才たちが己を通す様も見え隠れ。圧倒された。
森孝介監督をロビーで目撃。


「ねもしすたぁ」
せのしすたぁのヒストリーやキャラクターなどなぞらえてアイドルの独白的な部分もあったりするが、監督主催の劇団、月刊「根本宗子」とのコラボでコメディタッチのアイドル映画らしい可愛い仕上がりに。
せのしすたぁにBiSの後続的な側面もある為、アイドルイズデッドとも比べてしまうが、こちらのバイオレンスな雰囲気とはまた違った作品となった。


二作品とも、芸能に携わる人々の、常識に抗う何かに満ちていた。




昨日、渋谷ユーロスペース。

大岡昇平原作、太平洋戦争末期、
フィリピン、レイテ島戦線における体験を基にしたストーリー。

戦争映画はファンタジーでなく現実な分、自分に何かを語る資格があるかと迷ってしまうのだが、紛れもなく塚本映画だったように思う。

どんな正義や大義名分も空しく、戦争がいかに人間の意志や尊厳を奪ってしまうか、机上の空論を繰り広げる人たちに先ずはこの地獄絵図を見てもらいたい。


戦火が迫っている現状への抑止力になればという思いには共感するし大いに賛同する。