俺は、空き時間を作って、
妻の携帯電話へ連絡してみた。
予想どおり、つながらなかった…。
すぐさま、妻の実家へ電話をしてみた。
やはり、留守番電話だった…。
そのままメッセージを吹き込んだ。
「子どもの母子手帳が必要だから、
病院へ持ってきてほしい。
体調が悪くて来られなければ、
俺が取りに行くから、
その場合は、連絡を欲しい。」
おそらく、妻は、俺に連絡しないだろう。
でも、こうすれば、
少なくとも、母子手帳だけは、
病院へ持ってくるはずだ。
俺は、子どもの病院の
一回目の面会時間になるのを待って、
面会へ行くことにした。
今日こそは、妻が、来ているはずだ。
さすがに、母子手帳だけは、
持ってくるだろう。
面会時間の間、待っていれば、
妻と話ができるはずだ。
俺は、そんな期待をしながら、
子どもの入院する病院へ向かった。