この日も朝から調子が悪かった。
首の激痛が治らない……。
妻と話せていなかったから。
妻の真意が分からなくて、
気分もパッとしなかった…。
心身ともに、最悪だった…。
それでも食べていくためには、
仕事にいかなきゃならない。
妻へ電話をするのは、
もう少ししてからにしよう。
俺は、仕事へ出かけて行った。
出勤しても、仕事に集中できない…。
そんな自分に気づいていた…。
でも、ヘッドハンティングされて、
この会社にいるんだから、
やることはやらなきゃならない…。
俺は、職場の人間にとって、
スペシャリストとしての存在だったから、
いろんな支店から、
応援要請が多く来ていた。
そんな状況だったから、
子どもの入院のことや、
妻の離婚宣言のことだけを、
一日中は考えなくて済んだんだろう。
仕事をしているときだけは、
忘れることができたのかもしれない。