子どもの病室に入って、

子どもと面会中に、

妻に聞かなくちゃならないことを、

タイミングをみて切り出した。






・役所から電話があって、

 子どもは長女になるらしいから、

 出生届の訂正しなくちゃならない。

 訂正印が必要なんだけど、
 
 出生届と同じ印鑑じゃなきゃダメらしい。

 その印鑑は、お前が持ってるはずだ。






妻は、探しもしないで、


「持ってない。家にあるはず。」






・お前がいま持っている

 そのバッグに入ってるだろう。






そう言われても、

妻は、バッグを開けることもなく、


「無いよ。」







子どもの出生届のことだぞ…。


何なんだ。この態度は…。






・さっきの話、子どもの前でも、

 同じことが言えるのか?






「もう決めたから!」






また出た!


決まり文句だ!










俺は、子どもの面会ノートへ、


「早く4人で生活したいね。」


と書いて子どもの快復を祈っていた。






すると、それを見ていた妻は、

もの凄くイヤそうな顔をした。






・なに?その顔は?






「もう決めたのに、

 そんなこと書くからだよ!」








全く話にならない………。





結局、妻からは、

前日に持ってくる予定だった、

妻と一緒に搾乳して冷凍保存していた、

母乳をどうしたのか?とは、

聞いてこなかった………。








子どもとの面会後、

二人で退室して、廊下を戻っていたら、

血相を変えた妻の母親が、

こっちへ突き進んで来た。