妻の両親が、
赤ちゃんのお見舞いの帰りに、
我が家へ寄って挨拶を済ませてから、
妻の両親が帰る直前のことだった。
妻の母親は、
妻と隣の部屋に入っていって、
何の話か聞こえなかったし、
何か分からないけど、
とにかく何かを話していた…。
そして、妻の両親が帰るときに、
妻の母親が妻に向って、
何やら意味深な仕草というか、
阿吽の呼吸の如く、
俺には意味が分からないような、
秘密のメッセージを送るようなことをしていた。
俺としては、妻の両親に、
話すべきことを伝えられたし、
産後の妻の協力を得られたので、
一安心していた。
俺は、赤ちゃんが入院していることや、
妻が難産だったこともあったから、
妻からの夜の誘いも断っていたんだけど、
それで思い出したことがあった。
妻の局部は、
出産のときに少し切開していたから、
せめてトイレットペーパーだけでも、
一番柔らかいものに変えようと思った。
俺の両親も、
「まだ、マンション購入のお祝いができていなかった」
ということで…。
俺と俺の両親は、
一緒に買い物へ行くことになった。
買い物から帰ったら、
妻と一緒に赤ちゃんのお見舞いへ
行くことになっている。
だから、妻には、
それまでは身体を休めておくように言って、
買い物には連れて行かないで、
自宅で休ませておくことにした。
俺は、俺の両親を連れて、
近くのホームセンターへ行った。
俺は、マンションに引っ越してから、
買い忘れていた物も思い出したので、
妻に電話して、
その色の確認をしたり、
柔らかいトイレットペーパーと言っても、
良く分からなかったから、
どれが良いのか?
も妻に聞いて選んでいた。
俺の両親も、
ちょっとした引越し祝いの品を
あれこれと選んでくれていた。
俺と俺の両親は、
それぞれの買い物を済ませ、
我が家へ帰ってきた。
ところが、家には誰もいない…。
つい10分前に話したばかりの妻が
どこにもいなかった…。
買い物の間、
身体を休めていた妻がいなかった……。
そして、俺の目にある物が飛び込んできた………。
「申し訳ありませんが、実家へ帰らせて頂きます。」