赤ちゃんが髄膜炎で入院した次の日、

田舎から俺の両親が、


赤ちゃんの見舞に来た。






赤ちゃんは、未熟児室にいるから、

赤ちゃんの両親である俺と妻しか、

未熟児室には入れない…。




未熟児室の外からなら、

保育器に入っている赤ちゃんの様子を

見ることができるけど、

誰でも見られるってわけじゃなくて、

親族以外は見ることができないように、

病院側で見舞客の管理をしている。




見舞いに来た際は、

ナースセンターで記帳しないと、

そこから先へは、


入れないようになっている。





この記帳は、氏名・日付・時間まで

こと細かく書くことになっていた。





さすが、総合病院だ。


しっかり管理しているようだ。






俺と妻が未熟児室に入って、

赤ちゃんに話しかけている様子を、

俺の両親は、

未熟児室の窓の外から眺めていた。





さすがに、初めての孫が、


生まれてすぐに、

髄膜炎に罹ってしまったのだから、

赤ちゃんの祖父母としては、

とても心配しているのだろう…。






1回あたり30分しか面会できないというのは、

親としては、物足りない気持ちもあったけど…。


でも、感染を防ぐためは、

そのくらい徹底されていた方が、


むしろ安心ともいえる。






そういえば、赤ちゃんの入院の際して、

色々と買わなきゃならないものがあった。



面会の際に、


赤ちゃんに呼びかける言葉とかを書く連絡ノート。



このノートには、赤ちゃんが飲んだミルクの量とか、

熱とか、いろいろと書いてくれる。


ちょうど、保育園の連絡帳みたいな感じだ。




それから、ボールペン。



ノートとボールペンは、


未開封の物と言われたので、

パッケージされたものを探すのは、


なかなか苦労した…。




洗浄綿なんて、初めて買った。


おしり拭き。


ベビー石鹸。



全て、未開封の物ということなので、


新品を買ってきた。





オムツだけは、


病院で用意してくれていた。





カメラの持ち込みは、

撮り切りタイプならOKと言われたけど、

何でそんなものを持ち込む必要があるのか


さっぱり分からないし、

妻と話して、


余計なものは持ち込まないことにした。





そうして、俺と妻は、


赤ちゃんの入院に関して、


いろいろと準備を整えたので、

赤ちゃんのお見舞い生活が、


本格的に始まろうとしていた。





髄膜炎と闘う我が子…。



俺たち親は、


お見舞いに行くことしかできない…。


祈ることしかできない…。



とにかく、検査結果が陰性であることを祈って、

1日2回のお見舞いすることになった…。






そうそう、上の子どものことだけど、

妻と話し合って、


妻の実家に預けたままにした。



そして、検査結果が出るまでは、

赤ちゃんの病気のことは伏せておいて、

妻の実家でたっぷり甘えさせることにした。