購入するマンションを決めた俺は、
不動産屋や銀行との契約を進めていった。
マンションの購入ってことだから、
本当は、色々と勉強しておくべきだったんだけど、
仕事も忙しいし、
お金は何とかなっていたから、
全て不動産屋に任せた。
物件選びだけは、
一切妥協しなかったから、
お金のことは、割と流していた…。
これで新居も決まった。
子どもには、転校させてしまうことになるけど、
これが最後の転校ってことで、
妻も賛成していた。
子どもからしたら、
母親が俺と再婚したことで、
目まぐるしく環境が変わってしまったから、
少し困っていたかもしれない…。
でも、俺の子どもになったことで、
学習机、
ランドセル、
新品の洋服、
自分の部屋などなど、
経済的には、
すごく安定したというか、向上したし、
週末には、
母親と一緒にたくさん遊べる時間が
作れるようになったし、
なにより父親ができたことで、
子どもも喜んでくれていた。
俺は、シングルマザーの彼女と
結婚するって決めた時から、
子どもを一番大切にしたいと思っていた。
お金で与えられる幸せもあるだろうけど、
一緒に過ごす時間を大事にしたいと思っていた。
だから、転職を決めた。
転職するなら、マンションを買おう。
そうすれば、
住むところ、
お金、
一緒の時間、
全てが良い方向へ進んでくれる。
俺のマンション購入は、
そんな想いが込められたものだったんだ。
まぁ、20代でマンションを買ったことも、
かなり自慢だったかもしれないけど…。
子どもの転校手続きも終わって、
とうとうマンションへ引っ越すことになった。
いざ、わが新居へ!