彼女の話によると、
彼女が離婚した理由は、元夫の浮気らしい…。
いわゆる「できちゃった結婚」らしい…。
だから、結婚生活は、ほとんど無かったらしい…。
出産後、すぐに別居したらしい…。
そのまま離婚したらしい…。
離婚してから、子どもには、ほとんど会わせていないらしい…。
養育費は、滞ることもありつつ、貰っていたらしい…。
このように、「彼女は、○○○○○らしい…。」ばかりだった…。
俺からは、彼女の過去を聞き出すことはしなかった。
「過去は関係ない。」と思っていたけど、
本当は、「聞きたくなかった。」だけなのかもしれない・・・。
シングルマザーと結婚するって、
本当にいろんなことがあるなぁって思った…。
俺は、彼女と結婚して、
彼女の子どもを養子縁組すると決めた。
両家へのあいさつも済んだ。
両家の顔合わせも済んだ。
結婚式場と日程も決まった。
あとは、「いつ入籍するか?」だった。
彼女の子どもが小学校へ入学する前に籍を入れる。
それは……
彼女の子どもの氏が、
小学校へ入学してから変わっちゃうと、
イジメとかの対象になってしまうんじゃないか?
と考えたからだ。
子どもと養子縁組をする。
彼女と入籍する。
これを同時にする必要があった。
遅くとも、3月には入籍をする。
ということで、3月の良い日を選んで入籍した。
もちろん、大安吉日だ。
彼女が色々と調べてくれて、
お互いの最良の日が重なる日を選んでくれたんだ。
つまり、最強で最良の大安吉日だ!
婚姻届……。
初めて見たけど、あの紙に署名することで、
やっぱり気が引き締まった。
養子縁組届……。
これも初めて見たけど、
(見たことある人の方が少ないだろう・・・。)
彼女曰く、
「結婚するから、婚姻届と一緒に出さなきゃならないのよ。」
と言われていたから、
両家の父親にも署名・捺印してもらってから提出した。
それまでも自分の子どものように思っていたけど、
あの紙に署名したことで、それを強く実感した。
これで、本当に夫婦となったんだ。
これで、本当に親子になったんだ。
俺は、養子縁組について、
まったく勉強もしないで、
彼女に言われるまま進めていたけど、
本当は、そうじゃない方法もあるということを、
後から知ったんだ……。
そう、そのころの俺は、
裁判所なんか全く縁がなかったから、
裁判所で氏の変更ができるなんて、
全く知らなかったんだ……。
つまり、養子縁組なんか急いでしなくても、
子どもの氏は、俺と同じにできたんだよね……。