彼女はシングルマザーだから子どもがいる。
その子どものことを考えると、
小学校へ入学する前に籍を入れてあげる必要があった。
だから、
「少し早いかもしれない…。」
と思いながらも、
彼女との結婚を決意したんだ。
彼女との結婚式、
その準備を進めていったけど、
その前にやらなきゃならないことがあった。
両家の顔合わせ。
これは、両家の実家と俺の転勤先の
中間距離の場所でやることにした。
相手は子連れの再婚になる。
仲人も立てないから、結納もやらなかった。
顔合わせは、ホテルのレストランで、
昼食をとる形式にした。
前日の夜、大雪が降ってしまい、
当日の電車のダイヤは大きく乱れていた…。
当日、俺の家族は、特急が運休となってしまい、
普通列車で来ることになってしまった…。
結局、少し遅れてしまった…。
俺も、新幹線が大幅に遅れ、
普通列車で行くことになった…。
俺は、ギリギリ間に合った。
彼女と彼女の家族は、
雪が積もる悪路の中、なんと車で来た……。
事故もなく、無事に着いて何よりだった。
ちなみに、彼女の家族は、時間に間に合った。
両家が揃い、ひと通りあいさつを済ませ、
会食が始まった。
彼女の子どもを含めた未成年者を除いて、
全員が酒を飲んだ。
誰も突っ込んだ話をすることもなく、
ぎこちない会話を交わしながら、
なんとか無事に顔合わせは済んだ。
俺の家族は、電車で帰って行った。
帰りの電車は復旧していた。
彼女の家族は、車で帰って行った。
明らかに飲酒運転で……。
俺がいくら止めても
全く聞く耳あらずだった…。
実は、この彼女の家族の行為は、
その後の彼女たちの考え方を把握するために、
とても参考になったんだけど、
このときの俺は、ただ呆れるだけだった……。
それにしても、両家の顔合わせで飲酒運転って…。