本日はほぼ丸1日、県医労連の春闘の取り組みとして、対経営者要請行動を行なってきました。これは、県内の医労連に加盟している医療機関を訪問し、経営側の交渉担当者となっている方にお会いして県医労連としての要請書を提出するという行動です。私が参加したチームは3人で3箇所を訪問しました。(他にも今日はもう1チームが、県北の方の医療機関を回りました)
要請の内容は主に次の6点です。
1.回答指定日には、当該単組(単位組合)から提出された切実な要求の実現のために、積極的な回答を行なうこと。
2.労働者の生活を守り、安全・安心の職場づくりのため、とりわけ職場での医師・看護師・介護職員確保と離職防止に関わる具体的な回答を行なうこと。
3.職場のチームワークを破壊し、職員に競争と混乱をもたらす成果主義賃金の導入はしないこと。
4.患者の安全確保、看護師等のゆきとどいた看護と健康を危うくする長時間労働、2交替制勤務の導入はしないこと。(既に2交替制を導入している場合は、休憩時間の確保、時間短縮、入り明けの休みの保障など、患者の安全と看護師等の健康に配慮した制度に改善すること)
5.賃金・労働条件については、誠意を持って交渉を実施し、労働組合と合意の上決定すること。
6.ゆきとどいた医療・介護・福祉の提供のため、医師・看護師・介護職員不足解消にむけた、国・自治体に対する制度改善や法改正の運動、後期高齢者医療制度の撤回・中止、患者負担増反対、保険外負担の拡大反対など、国民共同の課題等について、労使の共同を行なうこと。
今回は、2交替制導入の論議中だったり、既に2交替制を導入していたりする医療機関を訪問したので、2交替制にどのような問題があるかということを中心に、労働条件改善の要請に力を入れた行ないました。労働条件の改善は離職防止や職員確保にもつながるという視点で、労使の協議を積極的に行なってほしいと要請したので、おおむな前向きに受け取っていただけたものと思います。
明日は逆に、私達の労働組合の交渉相手である理事会に対して、県医労連の役員が訪問して要請を行なうことになっています。
こういった行動は、春闘での労働組合同士が協力し合うことの一環であり、次は回答指定日の後のストライキでまた協力した取り組みを行ないます。
簡単ですが、今日の報告は以上です。