村野瀬玲奈様
「もう一つの9.11」にコメントありがとうございました!
神野教授の講演を聴いてチリクーデターの重要性を知ったものの、講演の報告では詳しく書くことができなかったのですが、村野瀬さんの記事を拝読してこれは皆さんにお伝えせねばならないことだと思って便乗させていただきました。
アジェンデ大統領の演説は戦闘の合間に行なわれたのでとても短いものだったそうですが、文章として読むとその強い信念が伝わってきます。私が特に感銘を受けたのは、チリ国民に対して「自己を犠牲にしてはならない」を呼びかけているところです。人民のための社会が再びつくり上げられることを信じつつも、それは人民の命の犠牲の上に成り立つものではない、どのような理想のためであってもそのために人民の命を犠牲にしてはならないという強い確信をそこから感じました。それこそ、民主主義を掲げる政治家としてのあるべき姿だと思います。
(「改革には痛みが伴う」と言って、人民に痛みだけを押し付けた日本の政治家とは何という違いでしょう……)
アジェンデ大統領の演説は是非多くの人に読んでいただきたいと思いまして、トラックバックを送らせていただきました。よろしくお願い致します。