思ったよりもずっと早く東京新聞からメールのお返事が来ました! ですが、ストレートにブログに載せてもいいのかな?と思う点がありましたので、東京新聞の許可をいただいてから内容をお知らせしたいと思います。引き続き「給与費」、「人件費」についての考察も続けます。
誤解のないように書き添えておきますと、私、東京新聞は新聞として好きなんですよ。取り上げたいなと思う記事がよく載ってますし。だからこそ、「サンデー版」のかゆいところに手が届いていない感じが歯がゆかったという思いがあります。なので、自分なりにもっと深めたいと考えた訳です。
そんな訳で、今日の東京新聞から私が好きだなと思った記事をご紹介します。残念ながらネットでは検索できず、長文なので抜粋して引用します。引用部分は青で表記します。
「サミット取材「市民メディア」も集結 「低い目線」存在感」
東京新聞 2008年7月9日朝刊 24面「こちら特報部」
北海道洞爺湖サミット(G8サミット)で、既存メディアとはひと味違う視点で取材する「市民メディア」が、活発に動き回っている。フリージャーナリストの集まりともいえる市民メディア。その市民感覚を生かした低い目線から見えてくる、サミットとは-。(鈴木伸幸)
ネットに動画 多数アップ
市民メディアは、サミット開幕前から存在感を示した。開幕前々日の五日、札幌市内で約三千人が参加した反G8サミットデモ。これを取材していたロイター通信のカメラマンが、警察官とのいさかいから逮捕される事件があったが、その瞬間を報じたのは市民メディアだった。
警察は「腰をけった」として公務執行妨害容疑で逮捕したが、偶然、現場に居合わせた香港人がそれをビデオ撮影。G8サミットを取材する市民メディアが共有するインターネットサイト「G8メディアネットワーク(G8MN)ニュース」にその動画をアップした。これにより、逮捕の妥当性は直接、世界の人々に問い掛けられる事態となった。
(中略)
この動画が影響したかどうかは定かではない。だが、札幌地検は同じデモ中に公務執行妨害などで逮捕された別の三人について、十日間の拘置を札幌地裁に求めたのに、カメラマンは処分保留で七日に釈放された。ある関係者は「ここまではっきりと記録が残っていると、処分を出しにくかったのでは」と分析する。
(中略)
画質などでマスメディアにかなわない部分もあるが、それでも、「市民一人一人が見たものを、そのまま伝えていくことは大切」とG8MNを管理する白石草(はじめ)さんは話す。
市民メディアを定義するのは難しい。単に映像を撮ったり、記事を書いたりすることが好きな市民もいれば、それで生計を立てているフリージャーナリストが含まれることもある。一定の地域を対象とするコミュニティーラジオ局もその一形態とされている。
ただ、ひとつだけ共通点があると白石さんはいう。「マスメディアは当局からの情報を大事にするが、市民メディアは当局にアクセスせず、自分の視点を重視する。両者は決して対立するものではなく、相互に足りないところを補い合えればいいと思う」
(後略)
後半の内容もよかったのですが、残念ながらこれから会議に出かけなければならないので時間切れです!
市民メディアとマスメディアの連携プレーに期待します!