労働組合ってなにするところ?

労働組合ってなにするところ?

2008年3月から2011年3月まで、労働組合専従として活動しました。
現在は現場に戻って医療労働者の端くれとして働きつつ、労働組合の活動も行なっています。

あまり知られていない労働組合の真の姿(!?)を伝えていきたいと思います。

たくさんのご意見をいただきたいと思っていますので基本的にいただいたコメントは全て公開しますが、公開をご希望でない方からのご意見や表現に問題があるコメントは公開しないという選択をする余地を残すため、コメントは承認後公開とさせていただいています。トラックバックも承認後の公開となっております。(※「表現に問題があるコメント」とは、特定の個人を攻撃したり名誉を傷つけたりする表現を含むコメントや、特定の集団に対する差別表現などを含むコメントのことです。単に言葉遣いが乱暴であるという程度でしたら、基本的に公開しております。また、個人情報を明らかにしてしまうようなコメントについても、公開を差し控える場合があります)

なお、今のところアメンバー限定記事を書く予定はありませんので、アメンバーの新規登録は受け付けておりません。全ての記事を全ての方に公開していきますので、ご理解のほどをよろしくお願い致します。



2009.1.15追記 コメントのお返事を書いた記事についてはトラックバックできないように設定することにしました。同時に、コメントのお返事を書いた記事の無断転載は固くお断り致します。



2009.3.31追記 非公開コメントの基準に、「本筋から外れたことを持ち出して議論を混乱させるコメント」、「嫌がらせ、からかいと思われる表現を含むコメント」、「警告を受けても改めない人からのコメント」を追加します。そういったコメントに対してはお返事も致しません。(2009.3.14の基準は曖昧だったので変更しました)

2009.3.31現在、「警告を受けても改めない人」としてコメントをしても非公開の扱いになっている人は1名です。


2011.10.20追記  トラブルがあり、一時コメント欄を閉めていましたが、本日から再開しています。なお、コメント非公開扱いの人が1名増え、2名となりました。


2011.12.25追記  非公開コメントの基準に、「人の不幸を楽しむためのコメント」、「人の不幸をあげつらうコメント」、「人の不幸を助長させるコメント」を追加します。


2012.3.19現在、「警告を受けても改めない人」としてコメントをしても非公開と扱う人が1名追加となりました。現在、完全コメント非公開扱いの人は3名です。

「警告を受けても改めない人」の基準として、非公開コメントが通算10個を超した時点で完全コメント非公開扱いとすることとします。


2012.4.15追記  「表現に問題があるコメント」には当然セクハラ表現も含みます。コメントの内容のみならず、投稿者名にセクハラ表現を含むコメントも、本日より非公開と致します。過去にセクハラ表現を含む投稿者名を許容していたことに関しましては、不快感を抱かれた方にお詫び致します。


2012.8.20現在、「警告を受けても改めない人」としてコメントを非公開扱いとする人が1名追加となりました。現在、完全コメント非公開扱いの人は4名です。


2013.10.30現在、「警告を受けても改めない人」としてコメントを非公開扱いとする人が1名追加となりました。現在、完全コメント非公開扱いの人は5名です。


2015.10.29追記 これまで誹謗中傷、セクハラ、商業的宣伝目的のトラックバックの削除についての注意がありましたが、トラックバックは廃止になって久しいのでそれを削除し、同様のコメントを非公開扱いにするということに変更いたします。


2026年は、正念場の年です。

医療・介護・福祉の制度改悪と負担増にストップをかけ、防衛費倍増をやめさせて庶民の生活を豊かにするために税金を使わせ、外国人や社会的弱者を敵視して真の闘うべき相手から目をそらさせる誤魔化しにだまされず、核抑止の矛盾を明らかにして核兵器禁止条約を批准させ、全産業平均よりも何万円も低い医療・介護従事者の賃金を改善し、最低賃金を大幅に引き上げ、安心して働き続けられる職場をつくるため、行動し、声を上げることを提起します。

 

 

毎月恒例、今月の行動予定です。

ですが……実は、2026年度の診療報酬改定の詳細が明らかにされていないとして、理事会が春闘の回答を引き延ばしているため、労使交渉の日程が組めていない状況です。

日本医労連の統一回答指定日は3月11日でしたが、それよりも1ヶ月以上遅れることは確実です。という訳で、ほとんど予定が入っていないのですが、わかる範囲で書いておきます。

 

4月2日は、新入職員に対して労働組合について説明します。私は仕事が休めずに参加できませんが、書記局と本部周辺の中央執行委員が行なう予定です。

 

4月9日は、オンラインセミナー「憲法・くらし・安保」総学習に参加する予定です。

 

4月19日は、国会前の19日行動に参加する予定です。

 

4月22日は、理事会が春闘回答を準備できれば中央交渉を行なう予定です。回答が間に合わない場合は経営協議会を行ないます。

 

4月23日は、前日に春闘回答が示され、それが納得いくものでなければ1時間のストライキを実施します。

 

こんな感じで今月も頑張ります。

 

2026年は、正念場の年です。

医療・介護・福祉の制度改悪と負担増にストップをかけ、防衛費倍増をやめさせて庶民の生活を豊かにするために税金を使わせ、外国人や社会的弱者を敵視して真の闘うべき相手から目をそらさせる誤魔化しにだまされず、核抑止の矛盾を明らかにして核兵器禁止条約を批准させ、全産業平均よりも何万円も低い医療・介護従事者の賃金を改善し、最低賃金を大幅に引き上げ、安心して働き続けられる職場をつくるため、行動し、声を上げることを提起します。

 

 

3月19日、オンラインでの学習会「コスパ論、メリット論を乗りこえる 労働組合の語り方」に参加しました。講師は岡山労働者学習協の長久啓太さんでした。

以下、その概要をまとめます。

 

第一章は、「品定めされる労働組合」というテーマでした。

まず、圧倒的多数が労働組合の認識が「ない」、「乏しい」、「あいまい」といった状況だと述べました。

労働組合であるプロ野球選手会の初代会長の中畑清さんは、国鉄のストライキなどを見て来たそうです。しかし、今はそうしたことはありません。

学校教育でも労働組合について教えられることはなく、労働組合の姿が見えにくくなっており、活動のトレーニングの機会もないと指摘しました。

認識があいまいなものに「加入すること」には、不安や迷いを感じるのが当然であり、しかも「組合費」を毎月取られることになります。

そもそも私たちは、消費者目線での「ものさし」、つまり、商品を品定めする思考方法にどっぷりとつかっており、自分にとってどうかという1人称の視点のみで判断していると指摘しました。消費者目線ではコスパ論、メリット論が判断基準となり、「今だけ、カネだけ、自分だけ」という判断基準は社会が作り出しているマインドでもあると指摘しました。

 

第二章では、1人称の視点でも意味のある「重し」、価値はたくさんあるということが語られました。

職場に労働組合があるということ自体が、「あなたが享受しているメリット」だということです。

あなたの労働条件は、あなたの前に先輩たちが交渉して勝ち取ってきたものであり、あなたが「労働者」になった時点で先輩たちのたたかいの恩恵を受けているということを指摘しました。たとえば、最低賃金の引き上げはすべての労働者の賃金を底上げしますが、現在のように毎年最低賃金が数十円引き上げられるようになったのは、これまで労働組合が最低生計費調査や国会への働きかけなどを続けてきたからです。

太田愛氏の小説『未明の砦』には、「君たちは労組などとは無縁に生きてきたつもりだろうが、子供の頃から、労働運動の恩恵を受けて育ってきたといっても過言ではない」という言葉があるそうです。

木村元彦氏の著書『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』には、「昨今、『選手会に入っていることのメリットを感じない』として脱退し、メジャーリーグに移籍していく若い選手たちがいる。しかし、ポスティング移籍も含めて、自分たちが現在当たり前のように享受している権利は、勝手に転がり込んできたものではない。先人たちが現役時代に、自身のプレーを後回しにしてまで奔走して勝ち取ったものである。そして選手会を辞める選手が憧れるメジャーリーグには、養老年金をはじめとする素晴らしい環境が整備されているが、これも『世界最強の労働組合』と呼ばれるMLBPA(メジャーリーグベースボール選手会)の努力によって成立したことを、彼らは知っているだろうか」と書かれているそうです。

さらに同書には、「脱退は自由であり、脱退しても権利は行使できる。考えようによっては賢い生き方かもしれない。しかし、せめてその先人たちの献身的な闘いの歴史、そして今も未来の野球のために骨身を削って奔走している現役選手会役員の考えは知っておいてほしい。(略)歴代会長たちが『今だけ、カネだけ、自分だけ』のマインドであったならば、何の改革もされるに選手はオーナーのアクセサリーのままであったかもしれない」と書かれているそうです。

プロ野球選手会労組10代目会長の曾澤翼氏は、同書の中の回想で、「選手会の意義や、選手のために何をしているのかを告知しないといけない。僕の場合は、自分の球団の選手会長をやって、どういう取り組みをしているのかを詳しく知れたというのが大きかったです。今、僕らがいろんな権利を持って当たり前のように野球ができているのは、先輩たちが一生懸命いろんなことを交渉してくれたからというのが、そこでよくわかったんです」と述べているそうです。

困った時に相談する先がある、組織として動くことができるのが労働組合だと指摘しました。

力関係が明白である職場は人権侵害のデパートとなり、そのなかでは多種多様な「不満」、「違和感」、「モヤモヤ」、「理不尽」があると指摘しました。そして、労働組合があれば、相談し、組織として解決のために動くことができると述べました。

また、自分のことを他人に勝手に決めさせない力が労働組合であると指摘しました。生活の質と労働条件は連動しており、「自分ごと」です。「自分ごと」である労働条件を他人に勝手に決めさせないパワーが労働組合であり、労働組合がなければ使用者の独壇場になってしまうと指摘しました。

西谷敏氏の著書『労働組合法 第2版』では、「憲法は、労働者が自己の労働条件決定過程から排除され、それが使用者やその他第三者によって一方的に決定されるという事態を正義に反すると見て、(略)彼らの実施的な関与を積極的に保障したのである」と書かれているそうです。

労働組合の共済制度や、勝ち取ってきた制度などは、具体的な労働組合加入のメリットであると述べました。また、労働組合の集まりや会議の中で、職場を超えた出会いがあり、仲間ができ、様々なことを学べる機会もあると指摘しました。

労働組合は、自分の大切なもの、とくにお金と天秤にかけられる存在であり、具体的なメリットを語っていく必要があると指摘しました。「メリットは、いま享受している幾多の権利」、「あなたがあなたのことに関与できる保障」といった決めゼリフが紹介されました。また、経験して実感することが大事であり、組合費の使い方を明確にして、きちんと伝えることも大事だと指摘しました。

しかし、人間は「すでにあるもの」についてありがたみを感じにくいものだと述べました。たとえば、選挙権は先人が勝ち取った権利ですが、今は多くの人がありがたみを感じていません。失ってから気付くということもよくあり、勝ち取った権利は奪われやすいという認識も大事だと指摘しました。

それはそれ、これはこれと、やはり「労働組合費は払いたくない」という声があり、繰り返し意義を語る必要があると述べました。

 

第三章では、労働組合の語り方・伝え方で大事にしたいことが取り上げられました。

労働組合の語り方には、3つの「多様さ」があると指摘しました。

一つ目は、労働組合の多面的な役割・魅力を伝えられること、内容の多様さです。

二つ目は、そのために多くの人が「伝える側」になる必要があること、人の多様さです。

三つ目は、さらに労働組合に触れる回数を増やすこと、機会や頻度の多様さです。

労働組合について語るには、組合の総合力が問われ、3つの「多様さ」を培うためには「組織強化」が必要であると指摘しました。

また、「近い」を持った人が自分の体験、ストーリーを交えて語ることが大事だと指摘しました。たとえば、語る相手と年齢が近い、職場が同じなどです。自分に近い相手が語ることはイメージしやすいからです。

労働組合の役員が語ることも大事だと指摘しました。

加えて、「伝え方」に、自分自身を注ぎ込むことが大事だと指摘しました。語り手・伝え手の思い、葛藤、体験、ストーリーを織り交ぜるということだそうです。

生き生きしているか、楽しそうに語れるかも大事だそうです。言語とともに、非言語的メッセージも重要であり、笑顔、楽しそう、明るい雰囲気が与える影響は大きいそうです。それには事前の練習が必要であり、語り手が自信なげだと聞き手は不安を感じると指摘しました。

バランスも大切であり、語り手は対象者の3分の1くらいがいいそうです。

労働組合活動とは、私たちの大切なものを守るために、私の大切なものを使う活動だと指摘しました。私の大切なものとは、時間、労力、組合費、得意なもの、知識、人脈などだそうです。

 

第四章は、天秤的発想を乗りこえ、2人称、3人称視点をというテーマでした。

コスパ論、メリット論への対抗として「重し」を語る必要はありますが、労働組合側としてはその認識水準に留まっていてはいけないと述べました。

労働組合は社会のなかの公共財であり、人権の砦となる組織だと指摘しました。そして、日本国憲法のなかで唯一、活動を法的に保障されているのが労働組合だと指摘しました。

人権は何かの義務を果たさないと与えられないものではなく、労働組合という存在自体が労働者全体の尊厳にとって不可欠であると述べました。

労働組合があることの「私たち・職場全体での意味」は、労働条件をよくすること、職場全体の問題を認識できることなどがあると指摘しました。

社会にとって、次世代にとっての労働組合があることの意義は、労働組合が公共であることだと指摘しました。

次世代への継承ということについては、プロ野球選手会の10代目会長の曾澤氏は、「いつも思うんですが、先輩方が選手会をつくってくれて、僕らの権利が担保された。だったら今度は僕らが10年後、20年後の未来の選手のために何ができるかを考えて実践していこうと」と述べているそうです。

さいごに、労働者としての倫理観を培える場所が労働組合であり、「人としてのまっとうさ」に出会えるも老僧組合だと指摘しました。

太田愛氏の『未明の砦』のなかで、「初めから組合を考えていたわけじゃなくてな。俺がこのさき頑張ってなれるもんがあるとしたら、これしかないと思ったんだ。それでまず決めたわけだ。いい労働者になろうって。(略)いい労働者ってのは、ただ一生懸命働くだけじゃないんだ。隣に困っている労働者がいたら、その労働者のために闘う。つまり自分たちのために闘うのが、いい労働者なんだ」という言葉が書かれているそうです。

そうした労働者を増やすために、1人称の視点だけでなく、広い視野を持って活動することを呼びかけました。

 

以上で報告を終わります。

 

 

2026年は、正念場の年です。

医療・介護・福祉の制度改悪と負担増にストップをかけ、防衛費倍増をやめさせて庶民の生活を豊かにするために税金を使わせ、外国人や社会的弱者を敵視して真の闘うべき相手から目をそらさせる誤魔化しにだまされず、核抑止の矛盾を明らかにして核兵器禁止条約を批准させ、全産業平均よりも何万円も低い医療・介護従事者の賃金を改善し、最低賃金を大幅に引き上げ、安心して働き続けられる職場をつくるため、行動し、声を上げることを提起します。

 

 

3月15日、2026年国際女性デー埼玉集会に参加しました。

その際行なわれた記念講演の概要をお伝え致します。

講演のテーマは「最貧国・コンゴ民主共和国のくらし~ヘイト・差別・排外から相互理解へ~」で、講師は元蕨市市議会議員の清水直子さんでした。

 

清水さんは1995年から蕨市で市議会議員を3期12年務めたそうです。その後、アルバイトをしながら音楽活動などをしている時にコンゴ民主共和国出身の男性と知り合い、2016年に結婚したそうです。しかし、夫が仮放免となって自由がなくなったため、2017年に夫とともにコンゴ民主共和国へ行き、現地の人たちとアフリカ布の小物を製作・販売するプロジェクトを行ない、2022年に帰国したそうです。5年経って、夫の再来日が可能になったからだそうです。現在は生活のためにスーパーのレジ打ちなどの非正規雇用で働きながら、コンゴ料理を食べながらおしゃべりする「対話食堂キンシャサや」に取り組んでいるそうです。

今一番気になることは、参院議員選挙の頃から言われるようになった「日本人ファースト」で、これが「外国人は出て行け」という風潮につながっていると指摘しました。清水さんは半分当事者の気持ちだと述べました。

蕨市は外国人住民が多いので、外国人との交流は日常茶飯事だそうです。

「生活が苦しいのは外国人のせい」という主張にはファクトチェックが必要だと指摘しました。

実体験から、スキマバイトや日雇いには外国人が多く、末端の労働者として日本人と外国人が一緒に働いており、時給は最低賃金水準で、やり甲斐を感じにくいと述べました。しかし、機械ではできない仕事で人間がやるしかないと指摘しました。

1986年に労働者派遣法、1993年に技能実習生制度がつくられましたが、これらは財界の要求で政府がやってきたことだと指摘しました。

生活が苦しくてもビザの更新はしないといけないし、年金保険料は払っているがもらえるかどうかわからないが、優遇されているというのはどこの話だろうかと問いかけました。

日本の在留外国人数は約377万人、約3%だそうです。ちなみに、蕨市の在留外国人は人口の10~15%で、50~60ヵ国の人が住んでいるそうです。

外国人と言っても、国も事情もそれぞれ違い、特定永住者、永住者、専門職、技能実習、特定技能、留学生、日本人の配偶者、難民、難民申請中の人、避難民がいると指摘しました。

金井真紀さんは、著書『日本に住んでいる世界のひと』の中で、日本にいる外国人にはそれぞれの事情があると書いているそうです。

 

続いて、コンゴ民主共和国についてです。

働く女性の姿が市場で見られ、野菜やハーブを売ったり、ドーナツをつくって売ったりしているそうです。おしゃれを楽しむ女性たちもいて、髪を結ったり、ネイルをしたりしているそうです。子どもたちも元気ですが、学用費員は自己負担だそうです。

かつて、コンゴはベルギーの植民地だったそうです。人口は2024年に1億928万人となり、国民一人当たり国民総所得は、640アメリカドルだそうです。人口の約75%が極度の貧困状態だそうです。5歳まで生きられない子どもは1000人中71~73人で、原因はマラリア、肺炎、下痢、出産時のトラブル、栄養不良、紛争と避難生活などだということでした。

下町の住居では、5世帯に1つのポンプで水を入手していますが、停電・断水が起こりやすいそうです。衛生状態がよくないそうで、溜めて置いた水でトイレを流しているそうです。炭火のコンロで料理し、食事は屋台で食べることが多いそうです。

医療は備品が古く、衛生状態が悪いので3回くらいマラリアに罹ったそうです。

コンゴの人たちの生活が苦しいのは誰のせいかというと、原因の一つは植民地支配だと指摘しました。1885年にベルギー国王の私有地とされ、1908年にベルギー領となり、1960年に独立したそうです。しかし、指導者のムルンバがベルギー、アメリカの関与で殺され、その後独裁政権が続いたそうです。

原因のもう一つは、国境紛争だと指摘しました。ルワンダ、ウガンダなどの周辺国からの侵入があり、国内の武装勢力も入り乱れ、現在まで30年紛争が続いているそうです。犠牲者は500万人以上となり、難民・避難民は1,000万人以上となっているそうです。武器としての性暴力による女性の被害も起こっているそうです。

戦争の原因となるのは、タンタルなどの鉱物資源が豊富であることだと指摘しました。タンタルとは、スマートフォン、パソコンなどのコンデンサ等に使われるレアメタルであり、それを巡って紛争が起きているそうです。

なお、コンゴは2つあり、コンゴ民主共和とコンゴ共和国に分かれており、植民地時代の宗主国が違うそうです。

ルワンダ軍の支援を受けた武装勢力であるM23は、奪った鉱物をルワンダへ密輸し、ルワンダは自国産の鉱物として輸出しているそうです。

2025年1月にM23が東部2州の州都を占拠し、12月にコンゴとルワンダの和平合意が署名されましたが、直後にM23が別の都市を制圧し、停戦には程遠い状態だそうです。

コンゴの指導者で、2018年にノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ氏の活動は、『女性を修理する男』という映画になっているそうです。この映画は、性暴力の被害者が立ち上げり、指導者を支えるという内容だそうです。

 

日本にいる外国人の多くは、いろいろな事情を抱えており、地球規模での様々な問題があると述べました。

私たちが立ち向かわなければならないのは、同じ相手ではないかと問いかけました。

私たちが守るべきは、一人一人の人権であり、おかしいことはおかしいと言える国際世論が大事だと述べました。例えば、ICC、国際刑事裁判所は、ロシアの戦争犯罪やイスラエルのガザ攻撃などを裁いていると指摘しました。

2000年に行なわれた民衆法廷は、日本の従軍慰安婦についての女性国際法廷で、有罪判決が下されたそうです。ただし、法的強制力はないそうです。

コンゴの女性たちの被害も、国際的世論で正していくべきだと指摘しました。そうできる世界にしていくのは、私たち一人一人だと述べました。

国が違っても一つのことを取り組むことはできると述べました。

清水さんがコンゴで行なったエコバッグづくりのワークショップは、プラスチックゴミ問題があまりにひどいので取り組んだそうです。

多文化共生の例として、難民・移民フェスをあげました。

川口市の「ともくらフェス」は、ともにくらそうフェスティバルの略で、クルド人の人たちの出店や朝鮮学校の生徒たちの参加もあり、難民申請中の人たちも参加し、楽しく交流しているそうです。

1月11日に行なわれた「ごちゃまぜ川口NOヘイトマーチ」には1,200人が参加したそうです。これは、ヘイトスピーチをする政治家に対抗して行なわれたもので、外国人の人たちは友達だとアピールしたそうです。

清水さんは個人としても講演やエコバッグの販売を行なっており、「対話食堂キンシャサや」というコンゴ料理を食べながら交流する企画も自宅で開催しているそうです。この「対話食堂キンシャサや」は、蕨市のチャレンジレストランで開催することになったそうです。

ヘイトスピーチをなくすだけでなく、「外国人お断り」のアパートが多いというような、国籍による差別なのに何となく通ってしまっていることも変えていきたいと述べました。こうした状況があるからヘイトスピーチは入ってきやすいのであり、身近なことから変えていきたいと述べました。

 

以上で報告を終わります。