“死の拳闘士！！の巻”
第７３回もオリジナルストーリー・・・
土偶人Mｋ-II、拉麺男鬼鬼鑼悪Mｋ-IIの話です！！
拉麺男・鬼鬼（“鬼”２つで１つの字）鑼悪・・・
土偶人が出ていた１０話に登場した“ラーメンマン打倒養成所”は、滝の中に造られた建物で、バストアップのみ（？）で目に３匹の大蛇が住み着いて（？）いました。
入り口である蒲鉾形の口の部分に大人が立てる位、つまり口が約２ｍ位であろうことから、顔だけでも１０ｍ以上あることが分かり鱒・・・
１１話で登場した拉麺男・鬼鬼鑼悪は、１コマ目こそ顔だけで６ｍ位に見え鱒が、話が進むごとに小さくなり全身で８ｍ位・・・ いや、６ｍ位になってしまい鱒・・・ 顔がシューマイの身長位。
普通に読む（見る？）と、普通の物理的なロボットではないことが見てとれ鱒。 土偶人の一種？
きっと、妖術がかかっているに違いありません。 なんたって拉麵男の技を完コピし、さらに弱点までも１００倍にして（？）コピーされていたのですから・・・
もしかして、クローン拳士の先駆け・・・ いや、月餅の方が早い設定か・・・
言うなれば、“コピー拳士”と言うカテゴライズがピッタリ鴨しれません・・・
拉麺男・鬼鬼鑼悪 （ラーメンマン・キラー）
玉王は、懲りもせず密かに拉麺男・鬼鬼鑼悪Mｋ-ＩＩを製作していた。
土から創り出した土偶人の発展型であるこの“固皮衣（コピー）拳士製造法”は、岩から創り出す土偶人、いや岩偶人とも言えるだろう。 玉王の編み出した呪術の集大成である。
しかし、集大成であったハズの土偶人も岩偶人も拉麵男にあっさり敗れてしまう・・・
その後、“玉王版クローン拳士”として拉麺男・懢蝱を完成させた。 その懢蝱も敗れ、こともあろうに拉麵男の仲間になってしまった。 玉王は、その裏切者を制裁するために懢蝱のデータを基にコピー拳士を製作していたのだ。
懢蝱・鬼鬼鑼悪 （ランボー・キラー）
細胞愚考案
拉麺男・鬼鬼鑼悪Mk-II
玉王が懢蝱のデータを基に創り出した固皮衣拳士。
コピー元の１００倍の力を持っている。
五獣萬歩拳の“大蛇萬歩拳”を得意技としている。
未だに懢蝱が拉麵男のクローンで瓜二つだとかって設定が嫌です。 どこが似てるの？ 作中の台詞で言わなきゃ良かったのに・・・
破壊鬼 玉王 鷽津鬼 王玉
とある玉王研究所・・・
「どうして蛇を捕りにいかねばならんのだ！ 兄者！！」と王玉。
「この呪術には生きた大蛇が呪物として必要なのだ。 もはや岩で造ったボディは完成した、大蛇を組み込んで生命を宿らせ動かすのだ！」と玉王。
「それでは蛇が弱点になるではないか！？」
「中々お前にしては鋭いではないか・・・ 分かっておる、そこは作戦を立てている。 お前は黙って部下を連れて大蛇を捕まえて来ればよい！」
「いっそのこと蛇が直ぐに補充できる場所で戦わせた方が良いんじゃないのか？」
「！！ ・・・フム、お前の意見を採用しよう！ 作戦はインドシナ半島で行う！！」
こうして、玉王研究所は東南アジアに造られ、懢蝱・鬼鬼鑼悪もＵＦＯで運ばれた・・・
一方・・・
鑼血刀・懢蝱
細胞愚カラー
「オレの体に流れる玉王の悪の血が・・・ 殺人の衝動を抑えきれない時があるのだ！！」と懢蝱。
拉麵男の所に相談に来ていた。
「二重人格で悩んでるってこと？」とシューマイ。
「ならば、コレを渡そう。」と拉麺男。
赤い鉢巻を拉麺男は懢蝱に渡した。
「コレは“信念の鉢巻”と呼んでいる。 修行時代、どんなに辛い事があっても、この鉢巻を見て私は信念を貫き通すことが出来たんだ。」
「それって、拉麵男のお父さんの形見だったんじゃ・・・」
「そんな大事なものをオレに・・・」
「あぁ、お前なら大事にしてくれるだろう？ 不思議なことに鉢金が仕込まれているんじゃないかと思うくらい丈夫なんだ。 十数年経っていてもこの通りだ。」
こうして、懢蝱は赤い鉢巻をするようになる。
「おぉ、心が澄んでいくようだ・・・ もう、あんな残忍な武器を使わなくて済みそうだ・・・」
「これを機に、また“鑼血刀・懢蝱”から“拉麵男・懢蝱”に戻すが良い。」
「“拉麵男”を名乗って良いのか！？」
「勿論、良いとも！」
拉麺男・懢蝱 （ラーメンマン・ランボー）
細胞愚が勝手にアレンジ
残虐な武器を捨て、真っ当な格闘家になることを決意した懢蝱のニュー・コスチューム。
赤い鉢巻をして、玉王の“悪の魂”を封じている。
１９８２年公開の映画、『ランボー』からその名をいただいているんで豹から、筋具金具・武狼帝の様にモデルに寄せ鯛と思ったので描いてみました。
あっ、スタローン繋がりでロッキー入ってグローブして鱒・・・
「拉麵男は、正義の心をどうやって培ったんだ？」
「それは、幼少の時から・・・」
「オレには、子供の時期が無い！ しかし、かすかに幼少の記憶があるんだ・・・」
「それはおそらく、妖術による私の記憶の複製によるものだろう・・・」
「オレも幼少の思い出が欲しい！！」
「拉麵男、近くに幼馴染の蛮暴狼達がいる町があるよね？ 昔の話でもしたら記憶が甦るんじゃないの？」
こうして、拉麵男と懢蝱は蛮暴狼のいる町を訪ねた・・・
一方、インドシナ玉王研究所。
死の拳闘場 （しのリング）
細胞愚カラー
「ついに完成したぞ！ 兄者！！」と王玉。
「しかし、お前は本当に四角いリングが好きだなぁ～」と玉王。
「注文通り、大蛇は採集したし、世界中から格闘家を集めて来たぜ！！」
ジョアマン
細胞愚考案
アメリカのボクサー。
オリンピック金メダリストでもあったヘビー級チャンピオン。
引退後もチャンピオンに返り咲き、通算で５種の世界王座に就いたグレート・チャンプ。
史上最年長記録を持つ。
王玉の操る土偶人に誘拐された。
ジョージ・フォアマンからインスパイヤー・・・
マイソン
細胞愚考案
アメリカのボクサー。
少年時は５1回も逮捕されたが、史上最年少で世界ヘビー級チャンピオンになると、３団体の統一王者となるグレート・チャンプ。
王玉の操る土偶人に誘拐された。
マイク・タイソンからインスパイヤー・・・
ソリストン
細胞愚考案
アメリカのボクサー。
武装強盗や警官襲撃などで１９回も逮捕された記録を持つハードパンチャー・チャンプ。
王玉の操る土偶人に誘拐された。
モハメド・アリことカシアス・クレイと対戦したソニー・リストンからインスパイヤー・・・
ルイスマン
細胞愚考案
イギリスのボクサー。
世界王座を２５回も防衛しているグレート・チャンプ。
王玉の操る土偶人に誘拐された。
世界王者防衛回数２５回の歴代最高記録を持つジョー・ルイスの経歴＆９０年代最強と言われたレノックス・ルイスの風貌からインスパイヤー・・・
「皆、ボクサーじゃないか！！」
「えっ、注文通りだろ！？」
「そ、それじゃぁ、４人を土偶人に入れるのだ！！」
「前の土偶人の時は、誘拐した格闘家を土偶人に入れなかったじゃないか？」
「あの時は、土偶人の量産化が大幅に遅れてしまったんだ。 シューマイだけを入れることになってしまったな・・・」
死の拳闘士
墓亜男 （ボアマン）
細胞愚考案
土偶人Mk-２に取り込まれたジョアマン。
死の拳闘士きってのタフネスファイター。
鋼鉄のグローブで殴り倒す。
南北アメリカに住み、最大全長４.３ｍにもなるボアコンストリクターの化身ってことでデザイン。
死の拳闘士
牌孫 （パイソン）
細胞愚考案
土偶人に取り込まれたマイソン。
死の拳闘士きっての高度なオフェンス＆ディフェンス技術を持つテクニシャン。
耳を咬み千切ることでも有名。
パイソンとは、ニシキヘビのことだそうで、蛇の中で第１位の全長（最長９.９ｍ）なんだそうです。
死の拳闘士
孔困蛇 （アナコンダ）
細胞愚考案
土偶人に取り込まれたソリストン。
死の拳闘士きってのハードパンチャー。
鋼鉄のグローブで殴り倒す。
アナコンダは、南アメリカの熱帯雨林に生息し、蛇の中で第１位の重さ（長さは平均５～６ｍ、最長９ｍだが、重さは２５０ｋｇ）なんだそうです。
死の拳闘士
茄武宇 （ナブー）
細胞愚考案
土偶人に取り込まれたルイスマン。
死の拳闘士きってのスピードファイター。
鋼鉄のグローブで殴り倒す。
ナブーとは、ボルネオの先住民に伝わる伝説の大蛇の名前だそうです。
巨大な蛇ベスト１０とか見ると殆どが何とかニシキヘビなんだもん・・・
死の拳闘士
死の拳闘場で拉麵男との対戦を待つ、４人の拳闘士（ボクサー）・・・
呪術によって三打鐘兄弟の“三打鐘縛り”の様な技、“大蛇脚縛り”が発動出来る。
「うぅぅ・・・ 玉王が呼んでいる・・・」と懢蝱。
玉王は呪術で懢蝱を操り、拉麵男達を誘き寄せる魂胆だ。
こうして拉麵男達はインドシナ半島へ導かれるのだった・・・
シューマイ
「見よう見真似の“令報雲”！！！！」
菜華野が密かに伝授してくれた妖術を使うシューマイ。
玉王の呪術に苦しむ懢蝱、心配する拉麵男達の前に現れた巨大な懢蝱・鬼鬼鑼悪は、いきなり“五獣萬歩拳”を仕掛ける。
「“大蛇萬歩拳”！！！！」
懢蝱をかばった拉麵男がグルグル巻きに捕らえられる。 その巨大さゆえ拉麵男の姿が見えないほどだ・・・
「“孔恨蛇・狽素（アナコンダ・バイス）”！！！！」
エネルギー体の大蛇が万力の様に確実に締め上げる。
「ぐわぁあぁぁぁ・・・！！」
筋肉拳・蛮暴狼 （きんにくけん・バンボロ）
「拉麵男を助けるんだ～っ！！」
一緒に来ていた蛮暴狼が懢蝱・鬼鬼鑼悪に挑む。 玉王の呪術に苦しむ懢蝱も懢蝱・鬼鬼鑼悪に挑む。
懢蝱は、懢蝱・鬼鬼鑼悪の弱点を知っていたのか体に巻き付いている大蛇を攻撃する。
「やはり、勘付かれたか！！」
「よ～し、“熊胴圧搾”！！！！」
蛮暴狼が懢蝱・鬼鬼鑼悪の大蛇の切断に成功する。 動きの止まった懢蝱・鬼鬼鑼悪。
「フフフ・・・ 想定の範囲内！ 言わば懢蝱・鬼鬼鑼悪は砲台。 “大蛇萬歩拳”を出すためだけのなっ！ “封石蛇身”！！！！」
玉王は奇妙な呪術で懢蝱・鬼鬼鑼悪の出したエネルギー体の大蛇を石に変えてしまう。
「“断胴鵶血慧酈（だんどうアーチェリー）”！！！！」
懢蝱の技が懢蝱・鬼鬼鑼悪を粉々にする。
「蛇が石になってしまったの！？ 石の中に閉じ込められちゃったの拉麵男！？」
懢蝱・鬼鬼鑼悪は粉々になったが、懢蝱・鬼鬼鑼悪の出したエネルギー体の大蛇は拉麵男を包み込んだまま石になってしまった。
「石の中に埋もれた拉麵男は、持って３０分だろう。 “仮死の芸”とやらを使ったらその倍はもつのかな！？ ハッハハハ・・・！！」
「３分１２ラウンド持つのかね？ さぁ、懢蝱、蛮暴狼とやら、リングに上がれ！！」
「お前達ばかりいいカッコウはさせないぜ！」
そう言ったのは、令報雲を見て馳せ参じた念仏男とチューチャイだった！！
念仏男 （ねんぶつマン） ムエタイ・チューチャイ
細胞愚が勝手にアレンジ
「！！ これで４人か？ 丁度良い。」
「飛んで火にいる夏の虫だ！！ やれ、死の拳闘士達よ！！」
死の拳闘場から飛び出した４人が到着したばかりの２人に襲い掛かる。
「そうは行くか！！ “落雷鐘”！！！！」
「面白い！！」
「“苦呂洲加云蛇（クロスカウンター）”！！！！」
『ゴ～～～ン！！！！』
巨大な鐘を挟み込む様にして墓亜男と孔困蛇がストレートパンチを繰り出すと、鐘の両側に穴が空いてしまった。
「“地獄の天下運斗（テンカウント）”！！！！」
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・！！！！』
牌孫と茄武宇の素早い１０連打パンチによって鐘は完全なるスクラップ、金屑になってしまった。 唖然とする念仏男・・・
「ハッハハハ・・・！！ 見ての通り、鋼鉄のグローブ。 これだけでも勝てるが、念には念を入れておこう！！」
死の拳闘士は、呪術を使った。
「“大蛇脚縛り”！！！！」
４つの四角い光線の環が現れて、懢蝱、蛮暴狼、念仏男、チューチャイの脚に絡み付く。 その脚を蛇の様に縛り上げて消えてしまった。
「これで貴様らの脚技は封印した！！ 歩くのがやっとであろう？ これで、正々堂々ボクシングが出来るじゃないか！！」
こうして、拉麵男を救出するためのボクシングマッチが開催されるのであった・・・