“今度こそ金平五暴を倒せ!!の巻”
今回、第64.66回も、前回の続き・・・ 妄想ストーリーです。
今回で犬操の話は終わらせ鱒。
“きんぴらごぼう”って“金平牛蒡”って書くそうです。
全然、支那っぽくないですけど、当時、キャラの名前は食材の名前でなきゃならない鴨・・・ってとらわれていた頃に無理矢理チョイスした感じです。
“金平”って江戸時代の人形浄瑠璃からの由来だそうです。
金太郎でお馴染みの坂田金時の息子・金平(架空の人物?)が主役の物語があったそうで、強いモノ、丈夫なモノを“金平”って付けるのが流行ったようで、昔はゴボウが精力が付く食材と思われていたようです。
“牛蒡”って、牛が付くのでバッファローマンみ鯛な牛っぽいキャラにすりゃ良かった鴨・・・
では続きを・・・
金平五暴
「一緒とはどう言うことだ!?」 叉焼男に問いかける犬操。
「拉麵男と一緒に始末してやろうってことだ!」 と叉焼男。
傷刻牢・犬操 魔鬼幽利偉・叉焼男
「拉麵男だと!?」
「いや、気が変わった。 金平五暴が拉麵男を倒したら、次はお前だ!!」
「金平五暴!? 拉麵男が戦っているのか? ・・・貴様が金平五暴を操っているってことか!?」
「操って何が悪い? オレの妖術を見くびるなよ!」
「な、何故、亜瑠老師を殺した!?」
「亜瑠老師・・・? あぁ、雷天老師のことか!?」
「雷天老師?」
「奴は、オレが探していた“超人拳法七達人”ではなかったから殺したまで、用無しは死んでもかまわないだろう~?」
「よ、用無しだとぉ~!? 金平五暴は、お前の作った“五体散歩術”なのか!?」
「“五体散歩術”・・・? あぁ、頂上拳か? オレは頂上拳以上の拳法を復活させるのだ!!」
「な、何の拳法を復活させると言うのだ!?」
「フッ・・・ 知りたいか? 良かろう、金平五暴が拉麵男を倒すまで、お前にオレの自慢話を聞かせてやろう!!」
ふと、視線を小高い丘の方に向けると、確かに戦っている者達6人の姿が見えた。 拉麵男が5人相手に戦っているではないか。
犬操は、叉焼男が拉麵男に見つからないように金平五暴を嗾けたことを理解した。 拉麵男の“猛虎百歩拳”がとどかないところで見守っていたからだ・・・
「喰らえ!! “傷刻牢獄”!!」
『ドガッ!!!!』
「フッ・・・ そう焦るなよ・・・ オレの話を聞きたくはないのか? 冥途の土産に聞いておきな!! 勉強になるぜ~!」
『ガシャ!!!!』
「あぁ、傷刻牢が壊された・・・・ ならば!」
『サッ!!』
犬操は、馬車から武器を取り出した。
「何だ斧で戦うつもりか?」
「あぁ、コレは亜瑠老師が殺された現場に落ちていた斧・・・ この斧を手掛かりに探していれば、あんな偽の5人組なんかと間違うことはなかった・・・」
「あぁ、金平五暴が有名になるとあんなに模倣犯が湧いてくるとは思わなかった。 どれ、その斧を貸してみな!」
「そんなに欲しけりゃくれてやる!!」
犬操は、叉焼男に斧を投げつけた。
『ドスッ!!!!』
「あ、当たらない!?」
「オ~ノ~! フッ・・・ お前の投げた斧は、この金の斧かい? それともこの銀の斧かい?」
「俺が投げたのは銅の斧だ!!」
「フム、コレは銅の斧だな。 正直な奴だな・・・ 全てプレゼントだ!!」
『ドスッ!! ドスッ!! ドスッ!!』
金平五暴・金平
細胞愚考案
黄金の斧を武器に戦う。
何故か雷を出すことが出来る。
金平五暴って言っているのに、金は彼だけ・・・
金平五暴・銀平
細胞愚考案
銀の斧を武器に戦う。
何故か竜巻を起こすことが出来る。
う~ん、西洋のバトルアックス・・・ 設定、滅茶苦茶・・・
金平五暴・銅平
細胞愚考案
銅の斧を武器に戦う。
叉焼男に忠誠を誓っている。
亜瑠老師の遺体にこの斧1個が刺さっていた・・・?
金平五暴・鉄平
細胞愚考案
鉄の斧を武器に戦う。
何故か炎を出すことが出来る。
斧って言うか大鎌っぽい・・・
金平五暴・鉛平
細胞愚考案
鉛の斧を武器に戦う。
5人の中で一番巨漢。
これらは特撮ヒーローモノの『バトルホーク』から影響を受けているの鴨・・・
いや、ただ単に金太郎種・・・
犬操は、叉焼男に金銀銅3つの斧を投げつけられ、身動きが取れなくなった。 斧がマントに突き刺さり磔の様になったのだ。
「オレは幼き頃から妖術が出来た。 少林寺に入門して拳法の極意なんぞ極めなくとも陳老師すらも妖術にかけることが出来た。 くだらん拳法の稽古などオレには必要なかった!!」
自慢気に叉焼男が語り始める。
「更なる強力な妖術を身に付けたかったオレは少林寺の書物殿に忍び込み、古い巻物を読み漁った! そこで、“超人拳法七達人”の話を知った。 超人拳法最高峰は、闘龍極意書であるが、全ての極意を闘龍極意書に書き止めてはおらず、あえて4つの極意書に分けているのだ。 犬操くん、何故だと思う~?」
「力を1人の者に集中させないためか?」
「ご名答! しかし、今、拉麵男は4つの極意書を1人で所持しつつある。 歴代の超人拳法に携わる者達は、それを危険な事と考えていた。」
「拉麵男ならまだしも、魔の三悪人のような者が牛耳ったら・・・」
「そう、そこで極意書を4つに分ける他に対抗手段を仕込んでおいたのだ。 全ての極意書を手にした者とも対抗しうる強力な拳法、“神殺鬼砕拳”をな!!」
「“超人拳法”と同等、それ以上の拳法なのか!?」
「その極意書は妖術によって7等分され、“超人拳法七達人”が継承することになったのだ。」
「“超人拳法七達人”・・・」
「超人拳法の極意書伝承者の中で若くして達人の域に達し、極意書を次の伝承者に譲り、在家の身となった者達だ。 その者達は決して超人拳法を名乗ってはいけない。」
「つまり、亜瑠老師は超人拳法極意書伝承者の子孫・・・?」
「その通り。 妖術によってその極意は子孫に伝承される。 その7人の極意書を集めた時、“神殺鬼砕拳”は解放される!! 月天、風天、星天、水天、光天、地天・・・ 後、火天1人で“神殺鬼砕拳”はオレのモノとなるのだ!!」
「亜瑠老師は雷天老師・・・ つまり、替え玉(ダミー)だったってことか?」
「あぁ、雷天の他に木天、金天、土天、日天・・・ 5人もダミーがいたぜ!!」
小高い丘では、拉麵男の苦戦が続いている・・・ 拉麺男の五体散歩術では、金平五暴の猛攻を止められない・・・
「なっ 外套身体(オーバーボディ)なのか!?」 と拉麵男。
金平五暴の皮膚が破れ始め、本体があらわになる。
金平五暴・金平
細胞愚アレンジ
叉焼男の妖術“二身一体の術”により合体させられた怒雷拳士の風人と雷人(細胞愚が勝手に命名&オリジナル)。
指先から空気を出したり、雷操ったりと手強い。 金メダル級。
怒雷拳士のオリジナルストリーのキャラを使ってしまいました。
金平五暴・銀平
細胞愚アレンジ
叉焼男の妖術“二身一体の術”により合体させられた咀怒謀と蜈喪鑼。
心臓いっぱいあったり、“天変動地の術”を使ったりと手強い。 銀メダル級。
そう・・・ これらって永井豪先生の悪役からインスパイヤー・・・
金平五暴・銅平
細胞愚アレンジ
叉焼男の妖術“二身一体の術”により合体させられた金角と銀角。
忠誠心だけがウリ・・・ 銅メダル級。
金角の二刀流が二斧流になったって設定。
金平五暴・鉄平
細胞愚アレンジ
叉焼男の妖術“二身一体の術”により合体させられた不知火為右ェ門と明。
“火炎祭り”で炎を操る。 合体したからと言ってコレと言ってパワーアップしていない。 ちょっと意地悪度がアップしただけ・・・ 鉄メダル級。
ベアークローは、パワーアップ・・・?
金平五暴・鉛平
細胞愚アレンジ
叉焼男の妖術“二身一体の術”により合体させられた暗奴隷と王玉(細胞愚が勝手に命名)。
巨漢だけがウリ・・・ 鉛メダル級。
玉王率いる大林寺の将棋十三鬼衆に登録されていないのは、叉焼男の妖術で五体満足ではなかったからって設定・・・
金平五暴 (キンピラゴボウ)
真の姿をさらした5人は更に拉麵男を追い詰める。
「そうか・・・ 何となく分かったぜ、オレが拉麵男や懢蝱に耐性があることが・・・ オレが亜瑠老師から伝授された格闘術は超人拳法の流れをくむものなのだ! “立犬殺蛟脚”!!」
『ドガッ!!!!』
マントから脱出した犬操のドロップキックが叉焼男の土手っ腹にヒットする。
「ぎぇえぇ~っ!! こ、この力・・・? き、貴様、持っているな神殺鬼砕拳の極意書を!?」
「コレは亜瑠老師から譲り受けた極意書!! 亜瑠老師は裏切った同門から預かったものだと言っていた。」
『タッタッタッ・・・!!』
拉麵男の元へ駆け寄る犬操。
「ぐうぅぅ・・・ 雷天老師が火天老師を下していたという、こ・と・か・・・」
倒れ込む叉焼男。
「拉麵男!!」
「犬操!!」
「加勢するぜ、拉麵男!!」
「犬操!! 念を送れるか!?」
「おう!!」
「“協力五体散歩術”!!」
2人の念を受けてパワーアップした5体の分身が金平五暴と互角以上に戦う。
鳴門男
細胞愚考案
支那竹男
細胞愚考案
胡椒男
細胞愚考案
焼豚男
細胞愚考案
葱男
細胞愚考案
“協力五体散歩術”
武器を持ってパワーアップした5人が金平五暴を倒す!!
鷹拳 Ver.
美来斗利偉・拉麺男
・・・てな感じでは、どうで豹か?
犬操が超人拳法に耐性があるのなら、暗器五点星戦で活躍出来なかったことが説明できない鴨・・・ やっぱ、亡霊拳士は生身の拳士に滅法強いって設定で・・・
って、そう言えば亡霊拳士同士の戦いで活躍出来なかったんだったっす・・・
そ、そうか・・・ 暗器五点星戦後に極意書を伝授されたってことにしま豹・・・
この記事は、2021年12月23日頃にアップしたものです・・・