今回は、勝手に考えた拳士を紹介し鱒・・・

暗器じゃない武器の超人。 第28.5回の続きです。

 題して、“十八般兵器・九長の巻”です!!

 

JCS6巻の裏表紙 Ver.
美来斗利偉・拉麺男

 

 『水滸伝』では、「刀は猛虎」、「槍は遊龍」、「棍は旋風」、「剣は鳳凰」と形容されたそう。

いろんな武器があって見てるだけで楽しいで脛・・・

 今回は、“九長”の武器がモチーフのキャラです。(武器持たせて顔に漢字書いただけだけど・・・)

 

 

“長器九点星” 一点星

(ソウ)

細胞愚考案

 

 “槍”とは、刺突を主とする武器。 有史以前から猟具、武器として使用されてきた。

支那では“槍”と“矛”の区別は曖昧のようである。 “槍”は刺突を主目的とする刃、茎を差し込んで固定する方式で、“矛”は刺突と斬る目的の刃、柄との接合部がソケット状であるとされている。

 現代では“槍”の漢字は、銃を表すそう。

 

“長器九点星” 二点星

(ゲキ)

細胞愚考案

 

 “戟”は、“戈(か)”と“矛(ぼう)”を備えた武器。

“矛”を思わせる突きの部分は“刺”、“戈”の様な横に切る部分は“援”と呼ばれる。

 月牙が片側に付いた物を“青龍戟”、両側に付いた物を“方天(画)戟”と言う。

 

“長器九点星” 三点星

 (コン)

細胞愚考案

 

 は、棍棒のことであり、最も古い武器ではないかと言われている。

西遊記の孫悟空と言えば自由に伸びる“如意棒”・・・

 殺傷能力は材質によるが、功夫と組み合わせれば強力な武器となりえる。

 

“長器九点星” 四点星

(サ)

細胞愚考案

 

 捕物用に押さえ付けるためのU字の道具をサスマタ(“指叉”、“刺又”、“刺股”等)と言うが、フォークの様に突き刺す武器としたのが“叉”。 “鈀(ハ)”とも言うようだ。

 映画では“叉”だったが、“諾”と呼ばれることもあるようだ。

 

“長器九点星” 五点星

(カ)

細胞愚考案

 

 “撾(なげほこ)”とは、抓(ソウ)の長器版、敵を引っ掛けたり刺したり出来る打撃武器。

穂先は多くの種類があり、釘を握った手の形をしたモノ、筆を握った手の形をしたモノ、指を伸ばしたモノ等様々ある。

 

“長器九点星” 六点星

(サク)

細胞愚考案

 

 “槊”も訓読みは“ほこ”。 騎兵用の長槍のことであり、西洋のランスに相当する。

長槍であればどんな形も“槊”と言うようで“狼牙棒”のような穂先でも“槊”と紹介している文献もある。

 映画に出てきた上図の“槊”は“戈”の要素も混じったモノのようだ。

 

“長器九点星” 七点星

 (トウ)

細胞愚考案

 

 槍のように突き刺す武器。 横方向にも突き刺すことの出来る武器を“镗”や“鎲”と言うようだ。

 “鐺”とは、日本刀では鞘の先端の飾りを指し“コジリ”と言う。

 

“長器九点星” 八点星

 (ハ)

細胞愚考案

 

 “耙”とは、西遊記の猪八戒で有名な熊手に似た武器。 “まぐわ”と言う土をならす農具を武器化したモノらしい。

 

“長器九点星” 九点星

 (シュ)

細胞愚考案

 

 映画では“棒”と紹介されていた。 書くのが面倒なので“殳”に・・・

上図は、“狼牙棒”と呼ばれる打撃用の武器らしい。

 

 1980年製作の香港映画、『秘技・十八武芸拳法』では、十八般武器なのに“縄鏢”、“護手鉤”、“雙鎚”、“雙扳斧”、“呂布戟”、“大関刀”、“雙刀”、“劍”、“單刀”、“纓槍”、“三節鞭”、“雙ヒ首”、“雙拐”、“月牙鏟”、“單頭棍”、“大鈀”、“藤牌”、“柳葉刀”、“三節棍”の19種が紹介されてい鱒。 武器無し功夫を“白打”と紹介してました。

 

“長器十点星”

 (ボウ)

細胞愚考案

 

 映画の“十八般武器”には入っていないような“矛”。

 “鉾”や“鋒”のように、実は訓読みで“ホコ”と読む漢字は意外に多い・・・

“戈”も“戟”も“槊”も“ホコ”と読むそうだ。

 

“長器十一点星”

 (カ)

細胞愚考案

 

 三国志の頃の武器は“戈”や“戟”がポピュラーだったようだ。 日本では“槍”がポピュラーなので馴染みがないが、支那では漢字の“戦”や“武”にも“戈”が入っているほどで深いかかわりがあったことが分かる。

 “戈”は対戦車戦で引掛けて落すための武器らしい。

 

“長器九点星” 二点星

 (ゲキ)

細胞愚考案

 

 本来の“戟”はこんなかんじ・・・

“青龍戟”や“方天(画)戟”は明の時代頃に登場したらしい。 だから、三国志の呂布が使っているとしたらこっちと思われる。

 

“長器十二点星”

大刀 (タチ)

細胞愚考案

 

 日本では“薙刀(ナギナタ)”に当たるモノを支那では“大刀”と呼ぶ。 三国志の関羽が使っていた“青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)”はこの“大刀”のバリエーション・・・ でも演義には登場するらしいが正史には登場しないらしい。

 

“長器十三点星”

 (セン)

細胞愚考案

 

 “小大”ではなく“尖”・・・ “三尖両刃刀(さんせんりょうばとう)”が正式名称。

先が三つに分かれた“大刀”の一種。 3つの刃の別れ方で様々なデザインがある。

 

“長器十四点星”

 (ジャ)

細胞愚考案

 

 顔は“蛇”としたが、正確には“蛇矛(ダボウ)”。 波打った刃は、傷口を広げる効果がある。

三国志の張飛の武器として有名だが、“蛇矛”も明の時代の頃登場した武器の様だ。

 

“長器十五点星”

 (シュ)

細胞愚考案

 

 顔は“千”としたが、正式名称は“千鳥十文字槍”と呼ばれる槍の一種。

“鐺”の様に横方向にも攻撃出来るが、刺すと言うより斬ることが出来る。

 

“長器十六点星”

 (サイ)

細胞愚考案

 

 “鎩”と呼ばれる長槍。 “大刀”にも“千鳥十文字槍”にも似ている・・・

様々な武器が作られた事が分かるのだが、面子の象徴たる華美な飾り付けを見ると、日本の機能美の追求と対照的で面白い。

 

“長器十七点星”

 (レン)

細胞愚考案

 

 西遊記の沙悟浄でお馴染みの武器。 どうやら“鎌”の一種らしい。 農具の武器化。

沙悟淨の武器は、下図の“鏟”と組み合わさって妖怪退治の“降魔の宝杖”と言うらしい。

 

“長器十八点星”

 (サン)

細胞愚考案

 

 “鏟”は、土を掘り起こす農具の事らしい。 農具の武器化・・・

スコップ持って戦うってのは勇気がいると思う。

 

“短器十点星”

 (エツ)

細胞愚考案

 

 正式名称、“鴛鴦鉞”。 中国武術に用いる武器。 “鉞”と書かれると“斧”のような“マサカリ”を想像するが、上図の様な武器を“鉞”と呼ぶらしい。

 長柄に付いた斧も“鉞”と紹介する文献もあった。

 

“短器十一点星”

 (ケン)

細胞愚考案

 

 “圏”とは、支那の格闘用の武器。 殴打により攻撃する他、刃の付いた物は投擲武器として使うことも出来る。 “風火輪”とも呼ばれる。

 様々な形のモノがある。

 

“短器十二点星”

 (サイ)

細胞愚考案

 

 “釵”とは、琉球古武術で使用される武器の1つ。 “釵”という漢字は“かんざし”の意味で、形が似ているので“釵”と表記されるようになったと言われている。

 長柄になれば、“叉”となる?

 

“短器十三点星”

 (ツイ)

細胞愚考案

 

 “鎚”とは、金属でできた槌で、物を打ち付けたり、潰したりする工具・武器である。

西洋ではウォーハンマーと呼ばれる。

 相手が重装備であっても大ダメージを与えることが出来る。

 

 

 やっぱり、キャラクター性が重要で脛・・・

23匹発表してもストーリーが浮かんでこない・・・(夏バテなの鴨)

 顔に漢字だけだと雑魚キャラに鹿見えないの鴨・・・

 

 

 この記事は、2020年8月13日頃にアップしたものです・・・