Karisome 112 | Sharia×嵐 〜誰も知らない大宮小説〜

Sharia×嵐 〜誰も知らない大宮小説〜

主に『大宮劇場』でお送りしております。

時々、アラシゴトもあるかな。

オトナだけのブログです。
未成年の方はご遠慮くださいまし。。。

夜分遅くに失礼しやす。

いろいろあるけど、がんばってます。

台風、接近するんだね。。。

大ピンチですね。

土日で買い物しておかないとって感じ?

ハァ。。。予定が狂うね。

舅と姑がやって来るのになぁ。

ピンチです。。。





それでは、スタートです。











Karisome 112







真剣な目で、智をまっすぐに見据えて

話し出す、まー。




A:社長。


O:‥‥‥。


A:これは、セクハラですか?パワハラですか?


O:なっ!?


N:ちょっ///まー。


A:ニノちゃん。大事なことだよ?


O:恋人なんだから、セクハラじゃねーよっ!


N:///。


A:恋人?


O:そーだよっ!


A:ニノちゃんを愛人にでもする気ですか?


N:え?


O:なんでだよっ!


A:だって、社長。お見合いしたんですよね?結婚するんですよね?


N:あ‥‥。




そうか、まーは誤解して‥‥。




A:ニノちゃんは、ほんとによくセクハラをされるんです。


O:え‥‥?


N:‥‥‥。


A:セクハラというか、悪戯?それはもう小さい頃からで。俺はできる限り目を光らせて守ってきたつもりです。


O:‥‥‥。


N:‥‥‥。


A:まさか、ここで社長と接点を持つとはさすがに予定外でした。こんなに側に置いてたのに‥‥。


O:‥‥‥。


N:‥‥‥。





そうだった。

いつも、まーが側にいてくれた。




小学生の頃、一緒に通っていたリトルリーグ。

その監督に、オレはよく身体を触られた。

最初はわからなかった。

ただ、それが嫌でたまらなくて

大好きだった野球をやめたいと言ったら

まーが、任せとけって。


それからしばらくして

その監督はチームを辞めた。

何をしたのかはわからないけど

まーはオレに、野球がんばろうねって言った。


中学の頃は、体育教師に目をつけられた。

事あるごとに体育倉庫に呼ばれて

手伝いという名目で二人きりになる時間が

やたらと多かった。

この頃には、さすがにオレも

教師のオレを見る目の意味はわかっていて

警戒していたつもりだったけど

ある日突然、その教師に抱きしめられて

やばい、と恐怖を感じた時に

学年の違うまーが、なぜか

助けに来てくれた。

オレの様子がおかしい事に

気づいていたみたいだ。


高校の時は、養護教諭だった。

今まではずっと男だったけど

この人は、女だ。

貧血気味のオレは、よく

保健室のお世話になっていて

話しやすいこの人とは、オレなりに

仲良くしていたつもりだった。

が、ある日の放課後に呼び出されて

どストレートに、ベッドに押し倒された。

巨乳でグラマラスなこの人は

体格もオレより大きくて、力じゃ敵わなくて

オレは手探りで、ポケットの中のケータイから

まーに電話をかけた。

運よく繋がり、ただならぬ電話の音を聞いて

すぐに保健室に助けに来てくれた。


大学では、変態教授‥‥。

電車では日常的に痴漢に遭う。



すべては、隙だらけのオレが

いけないんだろうなって思うけど

自分では直しようがなく

ずっと、そうやって

まーに、甘えてきたんだ。


けっきょく、今オレがここで働いてるのも

まーのおかげだし。

守られてきた自覚もちゃんとある。


だから、まーが

智を疑うのも、無理はないんだ。















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