民間療法と新薬
テーマ:日常生活
妻がSCDと病名判明してから数年は、藁をもつかむ思いで漢方療法や気功など、
あらゆる民間療法を片っ端から試してみました。
多額のお金を費やしたものの何の効果も見られず、時間の経過とともに妻は病気に対して、
半ばあきらめ、苦しみながらも向き合って生きていく境地になった。
私は調べてもどうせ新たな情報はないだろうと思いながらも、
時々はネットで探ってはみる。
気になったのは「CBDオイル」。医療大麻は難病にも効果が見られるそうで………
過去のこの記事にその後も一定数のアクセスがあるので、
ここで書いたCBDオイルについて報告したいと思います。
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実は昨年の今頃twitterで、あるアメリカ在住の薬剤師さんが
SCD患者を友人に持つ方から相談を受けて、
CBDオイルを選定して薦めたという記事を読んで、
私もその薬剤師さんにCBDオイルのことを色々質問し、
その方が運営しているネットショップで
下の商品「CBDfx ティンクチャー CBD 500mg 30ml 」¥8,980(+送料)を買ってみた。
その方が仰るには、やはり「アメリカでも日本でも当局の目が厳しく、
商品として取り扱いできるオイルに関しては、難病への効果は見られない。」とのことだった。
それでもあえて試してみたいなら、
「フルスペクトラム」(CBD成分の他にTHC以外のカンナビノイドを含む)の
この商品が良いのでは…ということで購入した。
この時に色々とヘンプ(大麻)オイルのことについて調べた。
もう一年経ったのであらかた忘れてしまったが、
CBD、THCなどいくつもに分類される成分が含まれている。
これは個人的な想像だが、
結局のところ「THC」(所謂マリファナの陶酔効果をもたらす成分)の研究を避けては、
著しい効果は望めないのではないかと思う。
しかし、例えばネットで「CBDオイル」と検索すると、
「CBDオイル キマる」…などというワードが出てきて、
邪な目的で使用する記事がたくさんヒットする。
こういった輩がいる限り「大麻=マリファナ」というネガティブなイメージがつきまとい、
医療大麻という分野はいつまで経っても前進しないだろう。
上のCBDオイルの摂取方法は、
舌の下にスプーンなどで少量含みゆっくりと時間をかけて飲む。
これを一日数回、毎日継続する。
しばらくの期間妻に摂取させていたが、
映画「ロレンツォのオイル」のような劇的なことは何も起こらず。
やがてオイルの存在や、購入したことさえ忘れてしまっていた。
CBDFXも日本法人が設立され、以前よりも購入しやすくなった。
精神の安定や広義の健康にある程度の効果はあるようだが、それだけのことだ。
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という残念な報告となりました。
「ステムマイカル」については先月のSCD・MSA友の会会報に記事がありました。
どの程度の効果が望めるのか分かりませんが、希望を持ちたいと思います。
友の会会報に掲載されていたのは
「キッセイ薬品のロバチレリン」の間違いでした。
失礼致しました。