民間療法と新薬 | SCD介助生活

SCD介助生活

脊髄小脳変性症の妻と二人で生活しています。
「SCD患者家族の生活」続編として
日常の出来事を忘れないように綴る忘備録です。

妻がSCDと病名判明してから数年は、藁をもつかむ思いで漢方療法や気功など、

あらゆる民間療法を片っ端から試してみました。

多額のお金を費やしたものの何の効果も見られず、時間の経過とともに妻は病気に対して、

半ばあきらめ、苦しみながらも向き合って生きていく境地になった。

私は調べてもどうせ新たな情報はないだろうと思いながらも、

時々はネットで探ってはみる。

 

 

気になったのは「CBDオイル」。医療大麻は難病にも効果が見られるそうで、

 

 

このようにパーキンソン症には一定の効果が見られるそうだ。

但し日本国内では医療大麻は認められていないし、

CBDオイルでさえも当局は個人輸入には目を光らせているそうだ。

それに残念ながらSCDに対する有効性は特にないようだ。

 

「ETAS」というサプリメントも気になっている。

異常タンパク質の蓄積を抑制する効果があるとか。

あくまで噂なので信憑性はない。

 

 

新薬の方はリプロセルが開発に参入する「ステムカイマル」という薬。

詳しいことは分からないが脊髄小脳変性症の治験に向けての参入とのこと。

投資家の間でもこの情報が回り株価が上昇している。

多くの人が投資してくれたら開発も潤滑に進むので悪いことではない。

リプロセルといえば以前から新興市場株の花形銘柄で、

2012年から2013年の夏にかけては、私も何度か売買して利益をあげた。

その経験で2013年にペプチドリームという創薬ベンチャー株にのめり込むことになった。

思えばあれが現在の体たらくに繋がったんだと思うと複雑な気持ちだが、

単純に新薬には大いに期待するところだ。

とにかくこの病気に苦しむ多くの人が少しでも症状が緩和される日を待っている。

セレジストのような無意味な薬でなく、

本当に有効性のある新薬ができる日を心待ちにしている。