時計のこと-4(オメガ スピードマスター修理) | SCD介助生活

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脊髄小脳変性症の妻と二人で生活しています。
「SCD患者家族の生活」続編として
日常の出来事を忘れないように綴る忘備録です。

スピマスの修理を依頼していた時計店から見積りメールが来ました。



【オメガ スピードマスター修理料金】
オーバーホール基本料金  \ 29,000
-交換部品-
・リューズ         \ 6,000
・プッシュボタン(2個)  \ 12,000
・風防           \ 6,000
・裏蓋パッキン       \ 1,500
・時分針、クロノ針     \ 12,000
・ベゼル          \ 20,000
・12時間計車       \ 6,000
・ゼンマイ         \ 7,000
------
新品仕上げ(ケースのみ)  \ 10,000
革ベルト作製        \ 18,000
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小計            \ 127,500
消費税           \ 6,375
――――――――――――――――――
合計            \ 133,875



予想以上の金額に驚いた。
しかしあの状態だからしょうがない
修理できるだけでもありがたい。


『リューズ、プッシュボタンの根元が腐食』
『裏蓋パッキン、プラスチック風防は劣化』
『時分針、クロノグラフセンター秒針は劣化・塗装変色』
『内部機械は、潤滑油が乾燥・劣化』
『機械式時計の動力源であるゼンマイが金属疲労により弱っています』
『ブレスレットの駒を繋いでいるピンが、錆びて折れています』



でるわでるわ。
ここまでボロボロとは……


予想外なことにベゼルの在庫がみつかり交換可能との事。
ベゼルが新品になるのはうれしい。






世の中のすべてに反抗していた高校生のころ
なぜか突然父がくれたのがこの時計でした。実は小さい頃から欲しかったのですが。

父はこの時計がアポロ11号の月面着陸の際に使用されており、
プレミアム価格がついていると主張していましたが、
おそらくプレミアムが付いた対象はもう2つ前くらいのモデルではないかと思う。

反目していた時期が長かったのだが、父ももう年をとった。
この時計はいずれ形見になるだろうから出来れば修理したかった。

こんな感じに仕上がればうれしいところだ。

$田園都市-若葉マーク