刺繍シートや接着芯の糊は消毒用エタノールで落とせますよ | sagasimonomituketa

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やっぱり镇魂はおすすめです

 

 

今は廃版になってしまったらしいダイソーの「刺しゅう用下地シート」

 

 

 

 

 

自作ぬいの製作で顔を刺繍するのに大活躍していますが、水洗い後の生地に糊が残りベタベタする悩みが多いみたいですね。

 

 

 

 

最近、刺繍ミシンで“置き縫い”をしたいと思い色々調べたのですが、そこで接着芯の剥離スプレーなどの成分がイソプロピルアルコールだと知り、「消毒用エタノールで代用できるのでは?」と考えて試したところ簡単に糊が取れました。

 

消毒用スプレーでもよいのですが、ぬいの顔(ボア生地など)にはジェルタイプの消毒用エタノールのほうが馴染ませやすくておすすめです。

 

コロナで購入し自宅に残っていた使用期限切れのアルコールハンドジェルで試してみましたが、糊が綺麗に取れて感動しております。

 

 

(消毒用エタノールは、アルコール対応のスプレーボトルに入れ替えて使用しました。)

 

 

 

刺繍した生地の裏からたっぷりのジェルを馴染ませて、刺繍シートが浮いてきたらシートを剥します。その後、お風呂のシャワー温度40~45℃くらいで洗い流すと、糊もジェルも綺麗に落ちます。

 

 

 

それから、水性ペンの成分にもよりますが、刺繍糸に移ったインクもエタノールで消えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

刺繍シートとエタノールを洗い流したら、生地が歪まないように優しく絞り、タオルに挟みパンパンと叩いてタオルドライ。

シワを伸ばしたらドライヤーで完全に乾かします。(温風・冷風交互に当てると生地への負担が減るかと思います)

 

仕上げにアイロン台にタオルを敷いて生地の裏から刺繍を潰さないように優しくアイロンがけをすると生地の風合いが戻ります。

 

 

 

表の刺繍面からアイロンがけをすると刺繍が潰れてしまうので、表からアイロンがけをする時は刺繍糸がテカらないようにあて布をして押しつぶさないように優しくアイロンをかけるようにしてください。

 

 

 

 

 

私は、タオル生地に刺繍した後の接着芯も消毒用エタノールジェルで剥がしました。

水洗いをすればベトベト糊も綺麗に落ちました。

 

 

水洗い出来る生地ならば消毒用エタノールは刺繍シートや接着芯の剥離剤の代用品として使えそうです。

 

 

 

 

思ったんですけど、ぬい顔の裏側に接着芯を張って刺繍した場合は、接着芯も一緒に剥がれますね。

 

 

※エタノール成分により生地や刺繍糸が変色する恐れもあります、自己責任でお試しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が作業に使用した物

 消毒用エタノールジェル(スプレーでもOK)

  ぬいのお顔の範囲だとエタノールはたっぷり使います。)

 

 フェイスタオル2枚(刺繍したぬい生地の下に置いたり、水洗い後の水切りに使用)

 

 キッチンペーパー(剥がした刺繍シートとジェルをふき取り捨てるのに使用)

 

 ティッシュペーパー(生地に付いたジェルを拭きとるのに使用)

 

⑤ 当て布(刺繍糸や生地が痛まないようにハンカチや手ぬぐいを置いて仕上げアイロンする時に使用)

 

⑥ ドライヤー(生地の乾燥用)

 

⑦ アイロン・アイロン台(生地を整える仕上げに使用)

 

 

 

 

 

エタノールジェルをなじませる時は、タオルの上にキッチンペーパーを置いて刺繍した生地を置くと柔らかいのでなじませやすいし、剥がれたシートをキッチンペーパーと一緒に捨てられるのでおすすめです。

 

 

 

 

使用したぬい生地はグッズプロさんの「クリスタルボア」です。