おとなげない大人
アメリカブンカの浸透力を考える
こんにちは。
相模の風THEめをとのダンナ
いしはらとしひろです。
【さよならアメリカ さよならニッポン】
僕は海外旅行経験に乏しいので、アメリカ合衆国に行ったことはない。
でもアメリカ産の音楽には、多大な影響を受けている。
イギリスのものを加えると、今まで聴いてきた音楽の6〜7割が英米産、英語圏の音楽だ。主にロックやポップスと呼ばれるイカした音楽たち。
でも最近、それでいーのか？
という疑問が時々アタマをよぎります。
もちろん今までに聴いてきたアメリカやイギリスの音楽、素晴らしいものがたくさん。
素敵な音楽をたくさん聴けて、心の栄養にできてこれは幸せ。
でも、それ以外の地域にもたくさん素晴らしい音楽はあるし、日本人なのだから、日本の素晴らしい音楽だってもっとたくさん聴きたい。
また聴くべきだとも思う。
僕が育ったのは神奈川県の相模原。
世間的にはそういうイメージはあまりないかもしれませんが、結構米軍の町です。
座間キャンプ、米軍住宅、米軍補給廠……
今は返還されたけれど、ちょっと前までは米軍の施設だった場所もたくさんあります。
となると終戦直後まで遡る話か？
ご存知の通り、第二次大戦で敗戦国となった日本に駐留していたのはアメリカ軍です。
憲法制定をはじめ、文化的な側面でもいろいろな場面で、米軍の意向、方針でそれまでのもの、特に日本ならではのものが変えられていきました。あるいは日本人自ら積極的に変えていきました。
敗戦を境に「鬼畜米英」から、手のひらを返したようにアメリカ文化礼賛に。戦後のジャズやカントリー&ウェスタンの流行に始まり、アメリカの音楽は日本の音楽のすぐ隣で、多大な影響を与え続けました。
僕が青春時代を過ごした1980年代などは、今振り返ると、もうそういうのがすっかり浸透していて、アメリカ的=カッコいい という図式が定着していたと思います。
それも意識すらせずに。
今ではそんなことはあまりないですが、あの頃は「アメリカではこうだが、日本はまだまだだ。だから日本はダメなんだ」というような論調が、結構普通に新聞や雑誌に溢れていたように思います。
僕らも自然にそういうものに染まっていたのでしょうね。
素晴らしい映画や音楽。
それらにはもちろん感謝しています。
感受性の豊かな時に、そういうものに出会えて良かった。
でも、もっと違う世界も見られたはずなのだが。
そう、結構歳を食ってからですよ。
そういうアメリカの呪縛のようなものから、だんだんと逃れはじめたのは。
僕にとっては、神社や日本の古典文学に親しくするようになってからです。
神道も、戦後の米軍によって随分と曲げられてしまいましたからね。
自分の作っている音楽を振り返ってみても、アメリカ産の音楽の影響は大きいです。
それはそれでいい。
でも、アメリカやイギリスの音楽を剥ぎ取った後に残るのは？
ちゃんと日本があるのか？
日本的なるものといっても、これも見方捉え方で多種多様。
あるいはアジアンテイストななにか。
あるいは神奈川相模原ローカルななにか。
今まで作った曲はもちろん大事です。
でもここから作る曲は、和の世界の匂いがもう少し入った、でもカッコいいポップスを目指したいかな。
アメリカの呪縛
日本のしがらみ。
そして僕が少ししか拾えていない、世界各地の素晴らしい音楽。
でっかい鍋で煮溶かして。
ガンボ？
チャンコ？
チャンプルー？
ごった煮の中から、出てくるアクをさらに煮締めたような音楽。
あるいはよーく煮込んだがゆえに取れる、澄んだ上澄み。
今こそ、はっぴいえんどのラストアルバムのあの曲がぴったりかもね。
さよならアメリカ
さよならニッポン
またここから面白いところに入っていけそうだ。
【相模の風THEめをと ライブ予定】
9月14日 土曜
姫路 牧野キャンプ場
「バンボストック」
姫路の大先輩バンボスさんの主催する素敵な野外イベント。
フリーダム！な空気に溢れています。
めをとの出演は夕方。
9月28日 土曜
町田タロー庵
「ワクワクワークショップ
ワクワクめをと」
18時30分開場 19時開演
飲食代＋投げ銭
相模の風THEめをと
加藤ちゃぼ(パーカッションワークショップ)
そして11月のワンマンもよろしくねん。
🌈11月3日(日祝)
ダンナいしはら還暦記念ワンマンライブ
「Go Go カンレッキー！」
新曲もモリモリ♪
相模大野カフェツムリ
相模原市南区相模大野6-15-30-2
小田急線相模大野駅下車 徒歩8分
18時30分開演
15名様限定 予約受付中！
ご飯も美味しい会場だよ♪
ワークショップ「声の波動」もあります
会場ライブ 2,500円＋オーダー
配信ライブ 2,000円
ご予約はこの記事へのコメントか、メッセンジャーでどうぞ〜。