今度のゴジラは凶暴だ!そして感動だ | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

おとなげない大人は
ゴジラに追いかけられる夢を見るのか?

こんにちは。
相模の風THEめをとのダンナ
いしはらとしひろです。

【ゴジラ-1.0は凄かった】

昨日はイベントライブも終わって、のんびりモード。
映画を観てきました。

ゴジラ-1.0

いやぁ良かった。感動しました。

終戦直後の日本が舞台。
戦争の傷跡がまだ生々しい時に、ゴジラ襲来。
何もそんな時に来なくても(笑)

第一作 オリジナルのゴジラの舞台が昭和28年頃なので、そんなすぐ前にも来てたのかい!というツッコミはなしにして。

終戦直後ですから、戦争で心にも体にも傷を負った人がたくさんいる時代。

そんな時代を生きた人の中にあった「自分は生き延びてしまった」という気持ち。
生きてて良かった、ではなく、生き延びてしまった。

その裏には、家族や軍隊の仲間があんな辛い死に方をしたのに、という想いがあります。

僕の父も終戦時二十歳。
陸軍にいて、旧満州で終戦を迎えました。
父はその後、シベリアに抑留され、日本に帰ってきたのは昭和23年。
なんと3年間も収容所暮らしだったのです。

極寒の収容所・捕虜生活で亡くなった方もたくさんいたそうです。

生前の父と、戦争について話すことは、多くはありませんでしたが、それでも少しは話を聞くことができて。
それはとても貴重なことだと思います。

今、父に「生き残ってしまった、という気持ちはありましたか?」と聞いてみたい気も少しある。

でも、きっと聞けないだろうな。

そんな今とは違う種類の重さと屈託を抱えた当時の人たちが、怪獣と戦う。

この時代にゴジラを出現させることを考えた、脚本も書いた山﨑監督は天才だな。

今回のゴジラはかなり凶暴。
もう情け容赦ない感じ。
シン・ゴジラの時とは別種の凄みが。より野生動物感が強いというか。

すげ〜、怖い〜、の先に爽快感もあったりして。

今回のゴジラも大人の鑑賞向けかも。
個人的には佐々木蔵之介さんが、超いい味を出していて惹かれました。

またお馴染みの伊福部昭さんのゴジラのテーマ曲。
あれ、音楽して素晴らしいですよね。聞けば聞くほどすごいと思うな。怪獣映画のテーマの一つの雛型ですね。

伊福部さんは音大などを出ておらず、独学で作曲を学んだそう。
ゴジラ以外にも映画やテレビのテーマ曲などを数多く手掛けた、昭和の素晴らしい作曲家だと思います。

いやあ、鑑賞前の予想を遥かに上回る感動。
良かったです。

さ、この感動を!
作曲に向けるべぇ。