東北と相模の風THEめをと | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

僕ら 相模の風THEめをとと東北の縁ができたのは、やはりというべきか。東日本大震災がきっかけです。

それまで数回旅行には行ったことがあるけれど、友人も2、3人住んでいたけれど、そこまで深い縁ではありませんでした。

震災当時、僕らは東京のはずれ 町田に住んでいました。
自宅も実家も被害というほどのものはなく、いくつかの家の中のモノが倒れていたくらい。
その日に乗っていた電車が途中で止まってしまって、その駅から家まで10数キロ 歩いて帰ったのがちょっと大変、という程度のものでした。

帰宅してテレビをつけたら愕然。そして呆然。
息をつく間も無く原発の事故。

瞬間的には「日本終わり?」くらい思いましたが。

あの翌週くらい、ほんの二、三日でしたけど、東京のスーパーやコンビニから一斉に物がなくなったのを覚えていますか?

そんなことを横目で見ながら バッカじゃねーの?とか思いながら。
そんなことにイライラしてたり文句を言っている自分にふと気づいて。

そうじゃないだろ?
東北では今、未曾有の災害の真っ最中なんだぜ、と思ったら。

ものすごく 後ろめたい気持ちになりました。
意味もなく すいませんすいませんと周りに謝って回りたい気持ち。

そんな後ろめたさは、それまで感じたことがない種類のものでした。

とりあえず すぐできることとして、ちょっと頑張った金額を寄付したりはしましたが、とてもそんなことでは拭えない後ろめたさ。

よし。
現地に行ってこの目で見てみよう。
そして、もちろんこの状況下で行くのだから、役に立つかわからないけれど、ボランティアってやつもやってみよう。

災害箇所における、労働ボランティアはこの時が初めて。
ボランティア保険に入るところから始めました。

初めて行ったのが 2011年6月の仙台。
宮城野区から若林区の沿岸地域。
いわゆる泥かきが中心。

3ヶ月後とはいえ、まだまだ生々しい光景があちらこちらに残っていました。

そこでまた衝撃。
波に呑まれた人の苦しみと哀しみが、ほんの少し見えた気がした。

でも、ボランティアだってそうしょっちゅうは行けないし、正直 交通費や宿泊代だってバカにならない金額になるし。なにか東京の方でも、後方支援にあたるようなこと、できないかな?

そう思って知恵を絞って始めたのが、東北応援行商ライブ というイベントだったのです。

ライブイベントの中で東北のものを紹介・販売して 東北のことを知ってもらおう、より興味を持ってもらおう。
小額だけれど東北から物を買うことで 少しだけ経済にもつながるし、知ってもらうことで そのお客様がボランティアや旅行に行くかもしれないし。

またまた少額ではあるけれど、売上金の中から寄付もできるし。

このイベントを始めた時から、相模の風THEめをとと東北の繋がりが、少しずつ 深く 強くなり始めました。


まだまだ続く めをと+東北ストーリー。