初めて避難所で歌った時 頭が真っ白になった | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

よろこびを共に創る!
相模の風THEめをとのダンナ
いしはらとしひろです。

50代にしか歌えない歌がある。

【青と青〜2011年の石巻の空】

2011年の秋、石巻を訪れました。
まだ震災の爪痕がリアルに残っている頃。

被災地の避難所で、初めて歌うという経験をしました。


避難所の皆さんの前で歌う、というのは、当然承知の上で出かけているわけです。
行きの新幹線の中では、ライブではこんなことを喋って、こんな風に伝えられたいいなあ、などと段取りを考えながら現地に向かって。

なのに。
自分たちの出番10分前になったら。
頭の中が真っ白になりました。
何をやっていいか、わからなくなってしまったのです。

今までもライブステージ前に緊張することはありました。
でもそういう種類の緊張やあがるということとは、根本的に違っていて。

ここで今、歌うことなんてあるのか?
この大変な状況をくぐり抜けた人たちに届けるべき歌なんかあるのか?

今目の前にいる人たちに、伝えることができるのか?

オレは単なる空っぽなんじゃないのか?

ここで歌う意味は?

そんなことがごちゃごちゃになって、一気に押し寄せてきたのです。

その結果、頭真っ白。

機材やマイクのセッティングをして、いざ開演というその2分くらい前に、ようやく気持ちがしっかりしました。

細かいことは、全部忘れろ。
今、ここでできる精一杯の歌を届ける以外に何ができる?
それが受けようが外そうが、今できることを最大限のパワーでやろう。

そんなの当たり前のことなのですが、ここにたどり着くまでの8分間の逡巡はすごいものがありました。

結果的には会場の皆さんにも、よろこんでいただけたと思います。
素直に嬉しかった。
この時に繋がった方とも、何人かは今でも交流があるし。
嬉しいことですね。

ライブの翌日、石巻のあちこちを見て回りました。
水平線がぼやけて海と空の境目がないように映りました。

そんな光景が、かみさんにこの歌を書かせたようです。

結果的に鎮魂の歌になったかなぁ。

【相模の風THEめをとライブ情報】
3月21日に、相模の風THEめをと リクエストライブをやります。

相模大野カフェツムリにて
小田急線相模大野駅下車徒歩8分
相模原市南区相模大野6-15-30-2
18時30分開演 3000+飲食オーダー
新型コロナ感染対策として 
8名様限定。 要予約です。

そして配信ライブも!
ツイキャスより 料金2000円
ライブ当日から2週間 アーカイブ保存
後からでも見られます。
お申し込みはこちらから
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青と青 収録のCDアルバム
「ありがとう そしてここから」はこちらからお求めになれます。

今日紹介の「青と青」
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配信と会場ライブの二本立て。
その時に上位ポイントの曲を演奏致します。

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また、今日紹介の「青と青」以外の曲が好き、いいな、という方は その曲名をコメントであげてください。
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ここから3月まで、レパートリー曲を紹介していきますので、たくさんのいいねやコメントを、お待ちしています。