日々のルーティンと変化~さすらいのタケルさん 23 | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

よろこび製造所へようこそ!
相模の風THEめをとのダンナ
いしはらとしひろです。

 

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タケルさん、こんにちは。

「おまえ、体調悪かったようだな」
ええ、滅多にないんですけど。

タケルさん、心配してくださったんですね。
「いや、別に」

なぁんだ。
まぁいいです。

いつも僕らを、
見守ってくださっている大好きな神様
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
いつもの感じで登場です。

「CDの発売だ、ライブ続きだ、で
気張りすぎてたのではないか?」


 ええ、まぁ。
単純に風邪だったんです。
熱もちょっと出ましたが
咳がひどくて。

今までも体調の悪い時とか
そりゃあ何回もありましたが
こう気力を根こそぎ持って行かれる、
というようなのは久々な気がします。

「そのようだな。
あからさまに元気がなかったし、
最近のおまえには珍しく、
否定的なことばかり考えておったようだし。
よしゃあいいのに悪口とかも、
言っておったからの」
ええ、全部自分に返ってくるのにね。

「わかってるじゃないか。
この不調の間、なにがつらかった」
もうだるくて、
気力がわかないこと自体がつらいので。
で、やりたいことやるべきことも
全くやる気が起きず、最小限で済ませるか、
あるいは放棄してました。

そのことへの後悔、ですね。
してもしょうがないのはわかっていますけど。

「でも、後悔することで
少しはやる気になったか?」
このできなかった数日間を取り返そう、
とは思っていません。

でも、楽しく過ごすためにも
日々のルーティンって大事なんだ、
ということを
あらためて思いました。

「日々の習慣、毎日やることか。
お前の日々やるべきことってなんだ」
ええ。
結構あるんです。

朝起きたらまず、足のマッサージ。
掃除洗濯。
家の神棚の神様へのご挨拶。
体のストレッチ。
あと時間があったら、瞑想、
そして神様に向かって 大祓の詞をとなえる。

それから毎日ではないですけど
氏神様の参拝、近所のゴミ拾い、
散歩、トイレ掃除
なんかも週単位のルーティンと
言って良いでしょう。

 

そしてもちろん

ギターや歌の練習。

できれば基礎練習に

うんと時間を割きたいです。

あれ、いちばん効きますから。

「結構あるじゃないか。
たいへんじゃのう」
ええ、上のメニューも全部ちゃんとやると
日々のことだけでも
二時間くらいかかります。

その日の仕事の具合によって
変わりますよね。
早く起きて、早く家を出なければいけない時は
日々のルーティンでも、全部はできません。
そうしたら残りは

帰ってきてからやるとか
その日はごめんなさいしてしまうとか。

「じゃあ、どんなに忙しくても
毎朝必ずやっているのはなんじゃ?」
それは足のマッサージと
我が家の神様への挨拶です。
そうタケルさん、あなたには
毎朝きちんと挨拶しておりますよ。

「ははは。知っておる。
ありがたく受け取っているよ」
こちらこそ、いつもありがとうございます。

「まぁ、固くなるなって。

 

ところでな、
この春に引退してしまったが
野球のイチロー選手。
彼は朝起きてから球場に入って
ボールを握るまで、
ほぼ同じメニューを、
毎日やっていたらしいじゃないか。
食事なんかも含めてな。


おそらく、
体作りのことがほとんどだと思うが。
ボールに触れる以前に数時間かけて
体をつくり。
そして球場に入って
バットやボールを握ってからも
やることの何割かは
ルーティンだったろうしな」
なるほど。すごいですね。
そういえば打席に入る前も
足を伸ばしたり、

バットを肩の前で立てたりとか
一定の動作がいくつかありましたよ。

「それ、なんのためにやっている?」
え?
彼は野球選手でしたから、
良いプレーをするためですよね。

「そうじゃろうなぁ。
じゃあ、何故ルーティンと呼ばれるくらい
おなじことを繰り返し、

毎日やっていたのだ?」
ええ、難しいことを。
そりゃイチロー選手に
訊いてみなければわかりませんけど、
そうすることが自分にとって
良い結果をもたらす、
という自信というか
信頼があったからではないですか。

「きっとそうだろうな。
あと、日々そういうことを積み重ねることで
余計な心配やストレスを減らす、
という効果もあったのじゃろう」
なるほど。
そうでしょうね。

今回、体調が悪く、気持ちも乗らない中
日々のルーティンも
ろくに出来ませんでした。
というかやる気にならない。
体がつらくて、頭が重くて。

「じゃが、この10日くらいを振り返って
調子よく出来た日も2,3日はあったろう?」
ええ、そうですね。

「他の日と何が違ったのかのう」
ええっと。
………
………
………
そうです、少しくらい頭が重くても
ルーティンを、なんとかやってました。

「そうだな。
まぁそれこそ鶏が先か卵が先か、
みたいな話にもなるから、一概には言えぬが。
少しくらい調子が悪いときでも
日々のルーティンをしっかりやることで
ある程度調子の悪さをカバーできることもある、
とも言えるなぁ。

とはいえ、
それすらもやる気力も体力もない時は
本当に調子が悪いわけで、
無理してルーティンをこなすよりも
ゆっくり寝ていた方が良いしなぁ」
なるほど。
言われてみれば、確かにそうですね。

「お前、大きなところを

目指しているのだろ?」
ええ。おこがましくも、かもしれませんが。
「あ、そういう卑下、

ワシの前では不要じゃから。
言霊のすごさは知っておるだろ?」
はい。すいませんでした。

「大きなところを目指しておるのなら、
日々自分が動くための
基本となる習慣は、大事だな。

それはきっちりやれ。

そして、その習慣は

なんのためにやっているかも
時々考えた方が良い」
そうですね。
私の場合は、いい音楽を創るため、
良い演奏が出来るようになるため
そこに心を込められるようになるため。

「そうしたら、習慣の中身自体も
時に応じて変わってくるかもしれない」
そうでしょうね。

「その変化を恐れるな」
はい。

「そして、日々のルーティンの後に来る
その日の
お前のやりたいこと、やるべきこと。
こちらには、
日々の世界の変化が反映される。

そして変わらぬ日々の
ルーティンをしっかりやることで
お前も変わっていく。

その大事にしていることこそ、
変化と挑戦を恐れるな」

もしそこで 
変化や挑戦を恐れて
やらなくなったら
どうなります?

「終わりだ。
試合終了。
それも強制終了。

まぁ、実際には
そこまでに

かなりの業績を上げていたら
その余録で食っていける場合もある。

でも」
でも?

「面白くないだろ?
余録だけで生きていくなんて」
さすが 道開きの知恵と行動の神様。
「まぁな、それがワシの存在価値だからな」

出た!久々のタケルさんドヤ顔。
まぁ、でもこんな素晴らしいことを
言われてしまったら
ドヤ顔も当然でしょう。

タケルさん、

今日もありがとうございます。
ここからも変化や挑戦を恐れずに
進んでいきます。

そして最後まで読んでくださった あなた。
ありがとうございます。



さすらいのタケルさん その24はこちら
さすらいのタケルさん その22はこちら

 

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※註 この文における
わたくし いしはらと
日本武尊の会話は
すべて いしはらの
脳内で行われているものです。