1300間続く また来年 相模国府祭 | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

今年もやってまいりました!

相模国の国府祭。


これ、こくふまつり、ではなく

こうのまち と読みます。

昔、相模国の国府があった

大磯で行われます。

1300年続いているそうですよ。

すげー。


相模国の

一宮   寒川神社

二宮   川匂神社

三宮   比々多神社

四宮   前鳥神社

五宮   平塚八幡宮

総社   六所神社

の相模国を代表する神社が

その名も 神揃山(かむそろいやま)に集結。


まずは座問答という神事から。

これは一宮 寒川神社と

二宮 川匂神社が

昔、一宮争いをしていたことが

そのまま神事として

残っているそうですよ。


寒川神社の宮司さんと

川匂神社の宮司さんが、

虎の敷皮を上座へ上座へと

動かすことで、

どちらが主導権を取るか争う。


そこへ、三宮の

比々多神社の宮司さんが

行司よろしく割って入り

「いずれまた 明年まで」と

勝負の決着をつけずに

翌年持ち越しを宣言します。


こうして1300年間、毎年

また来年、また来年、と

持ち越し続けてきたわけですね。


気長だ(笑)


想像ですけど

実際にはあったであろう争いを、

こうして神事にしてしまって、

しかも また来年、を

繰り返していくことで

みんなを丸く収めるという

もはや 叡智と呼んでいいのでは、

と思います。


まだまだ続く 国府祭。

ここからも楽しみます~。


現場から中継でした!