東北応援行商ライブレポ | 音楽でよろこびの風を

音楽でよろこびの風を

世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

そして。
ちょっと時間がたってしまいましたが、先日の東北応援行商ライブレポ。

一番手は 我々相模の風THEめをと。
セットリスト
1.よろこびのうた
2.僕の町のティラノザウルス
3.僕らはアイソトープ
4.青と青
5.希望のひまわりは旅をする
6.脱力

自分たちで撮った映像を見たら、まぁなんというかぶっ飛ばし。
おとなげない大人の面目躍如でありました。
エンジンかけまくりでした。
一曲目のよろこびのうた(この歌を最初に持ってきたのは初めて)で、歌いだしを僕一人で始めて、コーラスをかみさんが客席で歌い始める、という新趣向を凝らしましたぁ。
楽しくやれました!

二番手のやのゆりこさん。
楽しいテイストなんだけれど、力強い。
別に力んで歌うわけではなく、持っている「音楽力」自体が強いなぁと思う。
喋りはおもしろいし、歌の力は強いのだから、お客さんもぐんぐん巻き込む。
そのさまがいいなぁ。
「マヌケの行進」やタイトルを聞きそびれてしまったのだけれど最後の曲とか、大好きです。
裏側に大変なことやつらいこともあって、でも平気な顔してそれを乗り越えていく歌。素敵です。
行商タイムのトークでも、僕も初耳だった石巻のキャンプ場の話などで盛り上げてくれました。

トリのSing-るさん。
ずっと出てほしいなぁと思っていて、やっと念願かなう、です。
彼もずっと自分のやり方で、東北に出向いたり、かの地で歌ったり。
その行動ぶりにずっと感服していました。
演奏もその期待にたがわず、気持ちのこもったものでした。
歌う人はみんな、当然のことながら「歌に気持ちを込めている」と思います。
でも、それが込めたとおりにお客様に届くかは別の問題。
歌い手側の技術だったり、その時の体調や気持ちだったり。もちろん、お客様側やお店の雰囲気なんかも絡んで、歌心が十全に届くこともあれば、込めたうちの半分も届かないこともある。
日曜のSing-るさんの歌は、ストレートに僕の、そして聞いている皆さんのもとに届いたと思います。
なんというか、純度が高い歌だった。
「それは遠い未来ではなく」という歌、個人的に大好きなのだけれど、胸に迫ったなぁ。
Sing-るさんも耳の病気を抱えていたりして(歌い手が耳の病を持っているというのが、どれほど大変かは想像に難くない)、いろいろと大変なところを乗り越えてきた人なのだけれど、それが歌の厚みにつながっているんだろうなぁ。

東北応援行商ライブは、当たり前のことですが、まずライブです。
出演してくださるミュージシャンの素晴らしい演奏に支えられています。
ここが甘かったら、絶対に10回以上続いていないと思います。
素晴らしいミュージシャンが、最高のパフォーマンスを見せてくれる。
そしてそれを引き出しているのは素晴らしいお客様。
そういう場に立ち会えるのは、毎回とても幸せなことです。

出演のお二人、そしてご来場の皆様、会場の御茶ノ水カカドゥ。
ありがとうございました!

次回の東北応援行商ライブ第12回は2015年4月26日(日)です。
また、一緒に楽しいこと、作り上げましょ!