チャーリーとキースとミックは 同じバンドを50年やり続けている | 音楽でよろこびの風を

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世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

二日経ってしまいましたが、3月4日のストーンズレポ、というか感想文をば。

70才のロックンロールバンドってなんなのよ?といってしまえばそれまでなのだが、有無を言わさぬ存在感。
僕は今回で4回目のストーンズ観戦なのだけれど、一番最初の来日は見ていなくて95年の来日から。
2002年はチケットが手に入らずで見ていないので、それ以外の来日公演を一回ずつ見ていることになる。




回を追うごとに増す、ミックのサイボーグ感と、キースのゾンビ感。人間なのはチャーリーのみだ。(笑)。
70過ぎてのあのミックの動きはバケモンだな、こりゃ。すごいっす。やはりサイボーグか??もちろん声もよく出ているし。

個人的には98年の僕が見た日のライブが、ものすごくよくて、それは演奏内容の充実もさることながら、「リビングレジェンドになってしまった事への憂鬱感」みたいなものが出ていて(ホントはどうか知らないけどさ)、
何ともブルージーなものを感じてしまったのです。

今回の公演は、そういう意味では、もうそんなところをも突き抜けてしまったのだろうな、というのを感じさせる。
まぁ、冗談ではなくいい年だし、この先どれくらいライブができるかも分からないだろうし。
「楽しませるぞ!」というのがストレートに伝わってきました。
どうだ、おまえの欲しいのはこれだろ?といわんばかりに。

キースはさすがに、前ほどには動かずにギターを弾いていたけれど、やっぱり僕にとって、ストーンズ≒キース・リチャーズなんだろうなぁ。
ソロとかは結構いい加減に弾き流していたような所もあるけれど、リフの決め方はいつ見たってかっこいい。
ギターをリズム楽器として捉える、ギターのバッキングで曲の骨格を創り上げる、その練り上げ方は、僕はキースと、スティーブ・クロッパーから学んだ(自称)と思っているので、もう生で見てしまうと、「師匠、どこまでもついていきます!」な気持ちになってしまいます。

今回の公演でいちばん燃えたのは、ゲスト参加のミック・テイラー(G. 1969年~1974年までストーンズのメンバーだった)
も交えての「ミッドナイト・ランブラー」。
ストーンズのブルース魂炸裂。白熱、という言葉がふさわしい激しくもかっこよい演奏でありました。
燃えましたよ、見ている方も。
アルバム、「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト」を聴き倒した人にしか分からない
「かっちょいい~~」という合いの手も入れてきましたよ。

今回のストーンズを見て思ったことが二つ。
一つは、生きている伝説に自分も参加するのは楽しい。
二つ目は、ストーンズって不良だのロックンロールビジネスマシンだの言われながらも、友情のバンドなんだな、ってこと。
だってチャーリーとミックとキースの3人は、50年間同じバンドをやり続けているんだよ。
会社の創立メンバーが50年間一緒に仕事をし続けてる、そんな会社がこの世にいくつある?

音楽性、だけでも、ましてや金のためだけでもない。
金のためだったら、もうとっくに解散して余生を楽しんでいるはずだ。
あの3人の音楽を通じた友情にこそ、感動、だよなぁ。

現存する世界最古で最強のロックンロールバンドに、ありがとう!を捧げます。


めをとも 50年間目指して!ふふふ。
次のライブは 3月9日(日) 相模原市南区 上鶴間公民館にて
この日は公民館のお祭り。めをとは2時15分頃からの演奏です。
もちろんどなたもご覧になれます。
入場無料。
一緒に楽しいことしようぜぃ。