BALLAD~名もなき恋の詩 | 音楽でよろこびの風を

音楽でよろこびの風を

世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

昨日はちと堅いお話だったので。


映画「BALLAD~名もなき恋のうた」を先日見てきました。

クレヨンしんちゃんの劇場アニメ版の話を、実写でリメイクしたそう。


お城とかが随分リアルな見事なつくりだったけれど、

あれはちゃんとセットを作ったのかなぁ。それともCGなんだろうか?


元のクレヨンしんちゃんのほうは見ていないのだけれど、

この「BALLAD」はよかったですよ。

現代の家族がタイムスリップして戦国時代へ、という

いくつか似たようなつくりの映画はありましたが

これは面白い。


タイムスリップもの、SFに関してはちとうるさいワシです。

細部のちょっとした詰めが甘いと、こういうのはどうしても興がそがれます。

大法螺を吹くには、細部はしっかりつめたほうが、より面白くなるのです。

大法螺だからこそ。

この映画も細かいことを言い出すと、いくつかあれっと思うところはあったのですが

でも全体の流れで、そういうことをあまり気にしないで見ることが出来ました。

その辺は監督の上手さなのかな。


演技の上手い下手の差が結構あったので、ちょっと辛いシーンもありましたが

主人公・くさなぎ君扮する「井尻又兵衛」の同僚の吹越満がとてもよく

画面を引き締めていました。


映画の山場、合戦シーンは、戦う兵士のヨレ具合がリアル。

鎧を背負っての戦いは、ホントに大変なんだな。

50kgくらいのものを身にまとって、刀や槍を振り回しているんだもの。


悪役で大沢たかおが出ていたのですが、彼も悪くないのですが

もう一つ、あくの強い人が出ていたら、もっとよかったような気がします。

いわゆるいい男なので、「悪」に徹しきれていないような気がちらっと。

そうだな、佐藤浩市なんかどーだ?


大仰に言ってしまうと、

「大事な人、守るべきもののためにどこまで戦えるか?」がテーマ。

自分をつい振り返ってしまう。

もちろん、自分の家族などに危機が及んだら全力を尽くすと思う。

でも、どこまでやれるんだろう。

現世への執着も欲もあるしなぁ。

でも、ほんとの危機が迫ったら、相手を殺すくらいまでやっちゃいそうな自分も

ちと怖いし。


そういう問いかけも心に残しながら、すっきりと映画館を出ました。

さぁ、今度は自分が戦う番だ。


ライブ


久々横浜出現!

10月30日(金) 横浜六角橋

LA FIESTA(ラ・フィエスタ)~JAZZ DINING
横浜市神奈川区六角橋2-14-3 SSビル1F

東横線白楽駅より 徒歩5分
TEL & FAX 045-491-3977
http://www.lafiesta-jazz.jp/

19::30 開演

出演 いしはらとしひろ 町豪太 他


いしはらとしひろ CD「風起」

Amazon.comで通販購入 できます


収録曲 缶コーヒー 試聴できます