言葉は渦になり 大きなうねりとなった | 音楽でよろこびの風を

音楽でよろこびの風を

世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

音楽観光第14回 言葉の夜
大和ハギンズビーにて 無事終了です。

まずは最後まで聞いてくださったお客様、ありがとうございます。
会場のハギンズビーの皆様、ありがとうございます。


今日は音楽ではない、言葉のみのパフォーマンスの夜。


出演
1.たかよし
2.内藤たいと
3.斉藤美帆 
4.タイチ
5.Ro-mio
6.いしはらとしひろ
7.Chikako from MONKEY MELON


☆出演予定だった、さとうゆみさんは
よんどころない事情があり、出演できませんでした。
彼女のパフォーマンスを楽しみにおいでくださったお客様
申し訳ありませんでした。


この、リーディングイベントはやるたびに思うのだけれど
裸の言葉の力強さ。
語り手自体が 裸にされてしまうような
ステージの魔力。
音楽のライブとは、ハートに届く回路が違うのかもしれない。
でも、そのそぎ落とした言葉達が、僕らの心を揺さぶる。


今日出演の内藤たいとさんに、帰り際に言われたんだけれど、
『ポエトリーの灯を消さないでください』
たしかにポエトリーリーディングのイベントはけして多くはないし、
多くの場合『暗い、重い、自己満足』というイメージもあると思います。


でも、声を大にしていいたい。
自分で言うな、って思われるかもしれないけれど言いたい。


このポエトリーリーディングは、絶対に価値があるよ。
音楽観光、今までのどの回も自信を持っているけれど、
ポエトリーリーディングは、音楽のライブとはまた、
違った意味と価値を持っていると思う。
そして、このイベントは『絶対に・おれたちが』続けなければいけない
イベントなのだ。
こういう形で、『言葉の強さ』『言葉の織り成す綾』を表しているイベントは
そうそうないと思う。
もっともっとたくさんの人に見てほしい。体感してほしい。
また、一年以内に必ずやります。
ぜひ、言葉の重さと迫力を体験しにきてください。 




いしはらの セットリスト
1.いろはうた(空海)
2.あきれてものも言えない(忌野清志郎)
3.差し出すよ(いしはらとしひろ)
4.本日はお忙しい中(いしはらとしひろ)


今日は個人的には清志郎の『あきれてものも言えない』を
歌、ではなく朗読、としてきちんと読みたかった。
自分のステージに関しては、それが一番の目的。
何かしらの形で、清志朗のことを
ステージ上できっちりけじめをつけたかったのだ。
亡くなって2ヶ月。
忌野清志郎の魂に捧ぐ。


自分で、言葉を発しながら、読みながら、わかったことがあった。
『ああ、オレはポエット=詩人ではないな。
ストーリーテラー=語り部なんだな』ってこと。
これからは、そういう部分では無理せず、
『詩的な表現』にこだわることはなくなると思います。
そういう部分での色気もちょっとはあった。
でも、おそらく。
僕の本質はそういう部分にはあまり向いていなくて
物語を、それにふさわしい形で語る『語り部』としてのほうが
僕なんだろうな、と 読みながら強く感じました。
語り部として言葉を磨いていきます。


今日、この言葉の競演を聞いてくださった皆様。
ありがとうございました。
この『現場』に立ち会ってくださって ありがとう。


出演者の皆様。
心からの言葉の放射、ありがとうございました。
この夜を共に出来たことを、誇りに思います。


一人一人の方の、作品、リーディングについても
いくらでも語れます。
でも、それこそ、『言葉にすると軽くなる』。
よい瞬間の連続でした。
すげーよ、みんな。


ありがとうございます。

そして明日もこの言葉達を糧に
楽しく生きていきましょう。


おやすみなさい。
佳き夢を。


音楽観光主催
相模の風レコード いしはらとしひろ


http://www.sagaminokaze.com/ishihara-top.htm