佐上邦久が今回語る長崎のおすすめスポットは風頭公園です。
風頭公園は、長崎港を眼下に見下ろせる風頭山にあり、ハタ(凧)揚げの名所としても有名です。幕末の志士で、日本の歴史を大きく動かした坂本龍馬縁の地が、風頭公園から寺町あたりまでの一帯となります。
龍馬縁の地を巡るなら、まず、小高い丘の上にある風頭公園に登ってみましょう。
ここから坂道を下りながら、龍馬のぶーつ像、龍馬ら幕末の志士が参拝したことで知られる若宮稲荷神社や、亀山社中資料展示場、寺町までゆっくり散策するのが、佐上邦久のお勧めのコースです。
風頭公園には、高さ4.7メートルもある巨大な坂本龍馬の銅像が立っていて、龍馬ファンの聖地となっています。
龍馬のトレ―ドマークのひとつである西洋風のブーツをはき、腕を組んで長崎港から遥か彼方、おそらく西洋を望んでいます。
凛々しくて、若々しい龍馬像は、これから、大海に漕ぎ出す若者の大きな志が目に浮かぶようです。
公園のそばには、在りし日の龍馬の姿を写真に残した上野彦馬の墓や、長崎のハタ(凧)記念館、何度もテレビドラマ化された有名な「龍馬がゆく」の一部分が書かれた司馬遼太郎文学碑が立っています。
坂の町である長崎は、平成24年に、世界新三大夜景のひとつに選ばれました。
風頭公園からの夜景は、手前にびっしりと立ち並ぶ建物の光のグラデーションが見えて、恋人たちのロマンティックな気分を味わえるデートスポットとなっています。