エシカル消費については最近知ったばかりです。何々しなければならないといった堅苦しいルールなどはないようです。日頃の買い物をする中で、値段は? 似合うかな? おいしいかな? と考えると同じように、「この商品誰かが苦しんだり、傷つけられたり、自然が破壊されたり、動物が苦しんだりしたものではないかな?」と、チョットだけ商品が届くまでのことを想像してみることからはじめてみる。これがエシカル消費への第一歩になり、社会に与える影響は大きいとされています。
とはいえ、急には難しいですね。
堅苦しく言えば、環境に配慮した消費、「人」や「社会」に配慮した消費、地域に配慮した消費。さらに、アニマウェルフア(動物福祉)や鉱物資源(携帯電話)と、いったことに配慮した買い物をすることだそうです。
自分は長年動物愛護(主に家庭動物)について活動してきた関係上、アニマウェルフア(動物福祉)には特に関心があります。
家庭動物はもとより、畜産動物(鶏、玉子、牛、馬、牛乳、革製品など)の命を買う時、食する時、その裏で多くの動物たちがストレスや痛みに苦み、私たちの手元に届いていることを忘れてはいけないと思っています。
日本は産業(畜産)動物に対しても支配の意識が強いため、アニマウェルフアの妨げとなっています。
動物実験に反対する化粧品会社や、ダウンのリサイクルに取り組む団体もあります。ケージ飼いを法律で禁止する国もある中で、日本では畜産動物に対するアニマルウェルフェアは殆ど知られておらず、進んでいないと聞きます。
※ほんの一例ですが、
・オスの子豚を肉の臭みを消すために麻酔なしで去勢する
・鶏を狭いケージの中に押し込め、玉子を産む機械のように扱う
・ダウンのために、生きた鳥から羽をむしり取る
・医学や科学の発展として実験される、動物実験(不必要な実験もあり残虐的!)
・ウサギの目を利用してシャンプーなどの刺激性実験をする
・ペットを大量生産・大量流通(命を物と同じように扱う)工業製品、つまり、動物の命も同じように“生産ロス”を生んでいます。
お肉や玉子を買われる時、お化粧品やダウン、毛皮などを買われる時、その背景で何が起きているかを消費者一人ひとりが知り、考えてみる時期ではないかと思います。
人間も自然界の一員であり、謙虚な気持ちで感謝し共存共栄を図ることが大切と思います。
ペットにしても、全ての野生動物にしても全て人間が関わっています。かわいがったり、虐待したり、駆除したり、動物たちの運命は人間にかかっています。