以下の件につき、 秦野市議会議員k氏をとおして市へ質問していただいた。
「広報はだの」に思う
毎月1日と15日に発行される市の広報。
9/1日、表題「その一歩が誰かの支えに」として、特集「地域で支える高齢者支援」の記事が5面にわたり紹介された。
高齢化や人口減少が進む中、地域の相談件数も増えており、介護に携わる人が不足している現状を踏まえ、市は介護未経験のボランティアと介護事業所をマッチングさせ、高齢者への支援を充実させようと、先月「一体的支援モデル事業」をはじめたとのこと。
現在、高齢者の相談には、様々な困り事や要望などを最前線でまとめておれるのが「地域高齢者支援センター」の方々であること。主には、専門職(保健師 社会福祉士 介護支援専門委員・ケアマネージャー、民生委員)などの方々によって高齢者は支えられていること。
こうした中で、同センターの管理者やケアマネージャーのコメントには:「結婚式に一緒に参列して欲しい」「梅干しを一緒に漬けて欲しい」など、一人ひとりの希望や生活スタイルは様々。それぞれに合った暮らし方を果たそうとすれば、専門職にしか担えない仕事に専念できない状況もあるとのこと。「高齢者の中には困りごとを抱え込んでしまっている人もいる」と。
公費で賄う介護保険制度内で支援するには制限があり、高齢者のニーズに応えるには人手不足という課題もあり、「地域の一人ひとりが高齢者への理解を深めることが大切である」「民間サービスや地域資源など組み合わせながら、民間事業者などの取り組みが広まればありがたい」とも語られている。
また、居場所を作る人たちや、買い物への移動への支援といった人をつなぐ活動なども紹介され、支える側が高齢化する中、自分事として手を差し伸べる気持ちが求められているとのコメントも。
こうした現状の中に「ペットに関する相談・問題」はないのだろうか。
自分が活動中だった頃、高齢者が飼っていた犬・猫を最期まで飼えず手放す問題や餌やりにより仔猫が増え近隣や介護職の方が困った。という事例に直面・対応したことがある。
ほんの一例を挙げると
〇令和元年4月、I病院のソーシャルワーカーさんから「一人暮らしの高齢者が飼い犬2頭を置き去りに急遽入院してしまった相談に、その2頭を引取った事例。
〇H地域高齢者支援センターから「一人暮らしの高齢者が2匹の猫を置き去りに入所してしまった」との相談に、その2匹を引取った事例。
〇介護支援専門員から「猫に餌をあげないでと言ってるのにあげてしまい猫が増えてしまった」の相談に8匹の不妊去勢手術を実施した事例。
こうした現状を解決に向け、平成30年6月26日、秦野市に対し、タイトル「高齢者と伴侶動物が最期まで暮らせるシステムづくり」を掲げ「市民提案型協働事業提企画提案書」を提出した経緯がある。
その内容は「高齢者のペットにおいて適正な飼育ができていない。また、最期まで責任を持って飼育できず保健所へ収容される等の現状を多く見てきた。今後、超高齢化社会に向けてさらにこの現状が増えると予想されることから、これらを防止できるシステム化推進を図ることを目的とする」というもの。
その際、支援職員さんや高齢者さん方に、ペットに関するアンケートを配布し取りまとめたグラフもある。
その結果は、ココでは省略
最後に、こうした「事例」に対し引き取ることになった自分も90歳に手が届きそうな後期高齢者だ。
引き取った犬猫は心身に何らかのリスクを抱えており、新飼主は見つからず、県・愛護センターへ出すことも考えたが、県・職員方の事などを考えると県には出せず、結局、自分が最期までを看取るしかないと。
引き取れば、医療費、餌代、管理に係る諸経費は膨大。精神的、体力的にもかなりきつい。
こういった状況を訴えたくても、人間優先社会においては、訴え難いところがある。
動物がいない、ゆったりとした自分らしい余生を送りたい。
こうした困り事を抱えながら生きてきた・生きている高齢者もいることを社会は理解して欲しいと、広報を読んで思った次第だ。
佐藤桂子