北海道大学 構内の走路 | 三重県の高校教員Nのブログ

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地理歴史・公民科の教諭が、日課のランニングや史跡訪問の様子等をレポート。

 東京五輪のマラソン競技が終わりました。
 男子は最終日(8.8)に、行われました。
 スタート時の気温は26度・湿度80%、ゴール時は28度・湿度72%でした。
 参加106人中、30人が棄権したレースでした。

 

 ケニアのキプチョゲ選手が、2時間8分38秒で2連覇を果たしました。
 日本人選手は、大迫傑選手が2時間10分41秒で6位に入賞しました。三重県出身の中村匠吾選手は62位、服部勇馬選手は73位でした。 

 

 ここ数年、日本のマラソン界はこの日をめざして動いていたといっても過言ではないので、これから様々な総括がなされると思いますが、一人の市民ランナーとして相応に関心を持たせてもらい、楽しませてもらいました。本番だけでなく関係レースに参加した選手の皆さま、関係者の皆さまに敬意を表します。


 五輪の一年延期は想定外でしたが、2019年9月のMGCは成功だったと思います。次回五輪でも、ぜひ続けてほしいと思います。ただ、もし一年延期になった場合のルールは再検討してもよいかもしれません(再MGC実施か、その後に日本記録更新があった場合の対応等)。今後は、もう「一年延期」などの措置は無いと思いますが・・。

 長距離走が他競技と決定的に異なるのは、その気になればすぐに始められることです。手持ちの運動着と運動靴で充分です。本人の気持ち次第で誰でも興じることができ、練習を重ねれば重ねるほど、確実に記録が向上する面白さがあることです。(もちろん、第一線級の競技レベルに誰でも到達できるという意味ではありません。)
 生涯スポーツの観点から、もっと関心を持たれてもよいと思っていますし、多くの人が様々なレベルでランニングに興じる国に変貌していけば、どれだけ心身ともに健やかな国に生まれ変われるか、想像しただけでワクワクします。
 オリンピックのマラソン競技(1万m、5000mも然り)は、そのランニングに興じている人たちの”最高峰の夢”でした。日常的に走る楽しさと苦しさを体感している立場からマラソン競技を視聴すると、選手に対するまなざしは大きく異なります。ここまで準備をするのに、どれだけ苦しい思いをしてきたのでしょうか。

 

 勤務校の修学旅行の引率で2019年10月に北海道を訪れた際に、北海道大学の構内をランニングしたことを思い出しました。MGCの3週間後で、まだ東京五輪・マラソンコースの札幌への変更が発表される前のタイミングでした。だいぶ涼しい季節に走りました。

 

 東京五輪閉会日のこの日(2021.8.8)は、20~22時台に走りました。陽が落ちても、あまり気温が下がらない今日この頃です。
 16㎞走(6分20秒/㎞)。

[写真は、北海道札幌市の北海道大学構内の走路、クラーク胸像前]
(2019.10.5撮影)