「(身体的に負荷のかかる趣味である)ランニング日課を継続するコツは何か。」と問われることが稀にありますが、その問いに対しては「大きな目標よりも、中規模、小規模な目標を設定し続けること」と答えるようにしています。
原則として練習は「おひとり走」ですが、時折、他者と走る機会があると、それはそれでモチベーションをもらうことがあります。
2020年のランニング日課の中で「キラリ」と輝いたことを、ベストテン形式でまとめます。
■1位
「月間走行700㎞を突破、以降継続中」
・・3月に初めて到達。従来は600㎞超を2回経験したまでのランナーだったので、当時としては異次元の世界に足を踏み入れた感覚である。ただそれ以上に、今現在はその距離を10ヶ月継続していることの方が重要。
■2位
「初めての大会公式ペース走者を体験」
・・ランネットの大会レポの評価が最高の「第12回海部川風流マラソン」(2020.2.16)の大会公式ペースランナーを務める。フルマラソンの4時間(サブ4)ペーサー。従来出走したフルマラソン16回は、常に全力で挑んだが、初めて「全力では走らない」経験をさせてもらう。「他者のために走る」醍醐味を学ぶ。
■3位
「週間走行距離を15回更新」
・・4月12日~18日の171.9㎞から、11月29日~12月05日の176.1㎞まで計15回、記録を更新した。7日間単位なので、短期的な目標設定の最たる例。一日平均距離が24.55㎞から25.16㎞へ伸びる。
■4位
「通勤ランに9回挑戦」
・・コロナ禍による休校措置期間に入ってから、挑戦した。3月17日、同25日、4月6日、同16日、同23日、同28日、5月13日、同20日、同27日の9回。自宅から勤務校まで約16㎞だが、往路はほぼその距離で終えたが、復路は長い時で20㎞を走って帰宅することもあった。前日から勤務校内に着替えや朝食を準備することが必要。「いつかできたらいいな」と思っていたことを、ようやく実践した思い。
■5位
「津シティマラソンでコースベスト達成」
・・サオリーナ発着の新コースで2度目の開催(2020.2.9)であったが、前年大会の記録を大幅に更新した。また10㎞走のセカンドベストを達成した。結果的に、この大会がコロナ禍前の最後の大会出場となった。当時は、まさか夢にも思わなかった。
■6位
「体育授業で4分/㎞のペース走者体験」
・・2年生の女子2.0㎞で実施(2020.1.22)。初のペース走者体験。1・2年生女子で3位相当の「8分10秒」の生徒2名が、「7分58秒」(3分59秒/㎞)でゴールする成果をあげる(2位相当へ)。海部川風流マラソンで(2020.2.16)ペース走者(5分40秒/㎞で42.195㎞を走る「サブ4」ペース)を務めることを意識した挑戦。大成功。
■7位
「関ヶ原古戦場にて、石田三成陣地を確認」
・・岐阜県への旅行ラン(2020.3.5)。自らの身体を痛めて、東軍の徳川家康陣地から西軍の石田三成陣地を攻めのぼる。石田陣地の好立地を体感する。また合戦当日(1600.9.15)、西軍に布陣しながら日和見していた島津義弘陣地と、西軍主力の石田陣地、小西行長陣地、宇喜多秀家陣地の空間的な距離感を体感する。
■8位
「飛鳥、藤原宮、橿原神宮、寺内町今井を確認」
・・奈良県への旅行ラン(2020.3.3)。高校日本史Bの教材開発を兼ねて走る。飛鳥浄御原宮と藤原京、橿原神宮と寺内町今井の距離感を、自身の足で確認することの意義を感じる。時系列や人間関係のつながりとともに、空間的な連続性を知ることはとても重要であると改めて感じる。
■9位
「初めての”親子ラン”大会出場」
・・ダイハツの松田瑞生選手が2時間21分47秒で優勝した大阪国際女子マラソン(2020.1.26)のプレイベント「大阪エンジョイRUN(400m)」に5歳児とともに出場。長居競技場のトラックを一周した。公式計時は無く、自己計時で自己ベストを15秒更新する成果をあげたが、ランニングに興じる親世代を観察することにも意義があった。
■10位
「職場でランニング企画を4週連続催行」
・・勤務時間後に校庭を2㎞走る(500m×4周)企画を立ち上げ、5月8日、同15日、同22日、同29日の計4回、催行する。常時6人以上が参加。6分/㎞、7分/㎞のペース走者を用意する。管理職も参加。ランニングに「他人を巻き込む」体験をさせてもらう。
単調な日課を繰り返す毎日でしたが、このように時折、刺激を入れていました。
2021年も、何らかの目標設定をしながら、プラス思考をつくっていく必要がありますね。自信があるわけではありませんが、「ここまでやってきた」ことを励みに前に進みたいと思います。
[写真は、徳島県海部郡海陽町の第12回海部川風流マラソンのスタート付近]
(2020.2.16撮影)