波瀬 | 三重県の高校教員Nのブログ

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地理歴史・公民科の教諭が、日課のランニングや史跡訪問の様子等をレポート。

 「はせ」と読みます。

 三重県津市の山間部の集落です。
 昨日、この集落とその周囲(10㎞)を走りに行きました。

 かねてから気になる県内の集落の一つでしたが、なかなか足を運ぶ機会をつくれませんでした。

 行政区および人口の変遷は、以下の通りです。

 1889年 一志郡波瀬村
 1955年 一志郡一志町波瀬
 2006年 津市一志町波瀬

 1950年(国勢調査) 3769人
 2013年11月末現在 1638人

 去る2014年3月末に、津市立波瀬小学校は廃校になり、一志西小学校に統合されました。一志西小学校の校舎は、もとの高岡小学校を利用しています。
 
 波瀬小学校の跡地にも、行ってきました。

 同じタイミングで一志西小学校に統廃合になった大井小学校には、陶製の二宮金次郎像がありましたが、波瀬小学校跡には(探した範囲では)見あたりませんでした。木造校舎時代(昭和50年代まで)には、存在したようです。
 
 小学校廃校のイメージが強いためか、実際に足を運ぶと意外に集落の規模は大きいように感じました。ランニングコースとしては、山間部の集落ということもありアップダウンはきつかったですが、一方で見通しのよい走りやすい道路もありました。走った時間帯が午後2~3時ごろだったので、季節柄、畑で作業をしている方をよく見かけました。

 新しいコースを走る楽しさを、改めて感じました。
 ふだん、平日は夜間のランニングなので、一週間ぶりの明るい昼間のランニングゆえの高揚感もありました。

 自家用車で通過するのとは異なり、ランニングはその土地の空気感を肌で感じることができます。
 とはいえランニング中は、こちらは身体に負荷をかけているので地元の方への丁寧なあいさつはできませんし(会釈が精一杯)、細かな字で説明されている看板や石碑を読み取ることはできません。

 まさに、「ほんの一瞬の一期一会」ということになります。
 外からやってきた人間の、勝手な自己満足です。

 贅沢な休日の過ごし方でした。感謝。

 ちなみに、同じ三重県内にもう一つ、「波瀬」集落があります。
 松阪市飯高町波瀬です。奈良県との県境にある集落です。
 こちらは「はぜ」と読みます。

[写真は、三重県津市一志町波瀬の集落入口]

[写真は、三重県津市立波瀬小学校跡の校舎]


[写真は、三重県津市立波瀬小学校の閉校を記念した石碑]
(2014.10.11撮影)