ビジネスをしてて、いいなこれ。と思うときがある。
それは、
(1)人とのディスカッションで、思いもよらない答えに出会うとき。
  初めは期待していなかった会議、相手、テーマに、予想をしなかった驚きを感じることがある。
  それはもう、感動だ。
  驚きは快感。

(2)何かを成し遂げ、それが人に感謝されることであったこと。さらにはお金につながるとなおいい。
  人に喜ばられることはいつまで立っても、何回でもきもちがいいものだ。


そして、最近とてもハイプレッシャーながら楽しいと感じている自分に気づいたのは、責任ある立場で意思決定をするということだ。

 これは、始めは慣れなかった。
 何しろ時間がない。つまり、情報が足りない。でも意思決定しなければいけない。
 間違ったら死ぬわけではない。
 だが、それでも間違いは犯したくないものだ。

 だから怖い。
 あいまいにしたい。先延ばしにしたい。いろいろ理由をつけて。

 でも、違う。
 そうじゃないんだ。

 回りの人が動ける精度に足ることを、「俺が決める必要があるんだ。」と気づいた。
 それは、まあ、どっちでもいいから感覚で選べばいいんでしょなんて思っている人には到底感じることのできない感覚だ。
 
 ビジネスでは往々にして、要件がバッティングするんだ。
 要件には、ほぼ必ず人がついている。

 意思決定は、その両方を視界に入れて、腹を決めるイメージだ。
 どちらをどれだけどうやって優先すべきか。
 その場合、折れた方にはどういう問題があって、どうなるんだろう。
 それを、日々瞬間瞬間に決定していくということ。
 それは実際に味わないと分からないだろう。

 自分は少なくとも、これまで味わったことがなかった。
 チームの先輩でも、リーダーでもない。
 トップ。まさに最高意思決定権を握るトップ。(ほぼだけどw)

 その時に見える景色は、大きく違う。
 孤独感。それでもそれに勝って決める。

 それはある種独特の昂揚感のようなものが感じられる。

 短い時間で意思決定を繰り返すと、情報が不足していることが怖くなくなる気がする。
 麻痺するんだろうか。
 間違ってもなんとかできることを体が自覚するんだろうか。

 とにかく、それらはそう。楽しいんだ。
 わくわく、どきどき。

 自分の考えを試すって楽しんだなあ。改めて。
表題の書籍をやっと読了。
12月に購入し、時間を置いたがまさに今の自分にとってすっと入る内容。

事業を立ち上げるにあたって、どういった視点でチェックすべきかというフレームを教えてくれる本。

自分のアイディアは本当にGoをかけるべきか。

既存の有名なフレームも活用しながら、発想を広げるためのきわめて実務的なフレームも紹介している。

視点の軸は、顧客。

当たり前と思うだろうか。

無意識に市場と業界を混同してたり、企画を検討するうちに製品起点で考えてしまっていた本当に解決すべき問題から遠ざかっていることを忘れてしまったり。

新たに事業、サービスを立ち上げる際に本当に頭に叩き込んでおきたい7つの評価軸は、
投資家たちからお金を流してもらう前に自ら行っておきたい大切なことだ。


ただ、何しろ時間はないはずだ。
新規に立ち上げを考えている人たちは。
自分の経験からもそうだが、それ一本で「はい、ではたっぷり時間もリソースもあるから、自分がこれぞって思うようないい事業を立ち上げてね」なんて状況は発生しえない。

サラリーマンで事業開発担当であれば、もしかしたら既存の事業を回しながらだったり、時には自分が本当にやりたいと思っていることでないばかりか、ほんとはうまくいかないのでは・・・なんて感じていることで気持ちをフラットにすることから入らなければいけないかもしれない。

起業検討に向けて準備している人も、まず時間的・精神的、経済的余裕をもって始めるようなケースはあまりないだろう。
時には自分の仕事を抱えながら、睡眠を削って、いろんな犠牲の中で準備をしてるだろうことも想像に難くない。

実際には、日々の生活の中で自分なりのインプットをしながら、課題を認識し、それを解決するアイディアをいくつも湧きあがらせ、その中の結晶がビジネスに落ちていくことになるのではないだろうか。

行けてるアイディアかな?これとこれをくっつけてはどうだろう。
本当にもうあるあれに勝っているかな?
お金を払うのかね?

その他マクロ的な視点は持ちつつ、形を作っていく。
とてもとても骨の折れる作業だ。

とても今抱える仕事になんか全力投球はしてられないあせる

そんな中で本当に必要最小限の情報を整理し、少しでも確度の高そうな決断をしたい。

そんな人は一度手にとってみる価値があるのではないかと思います。

既述の通り、時間のない中でどう動いたらいいかがイメージしやすいと感じました。

2次情報と1次情報の使い分けなど、細かいところへの配慮された記述は、実際の現場でやったことがあるからこそ、のものではないだろうか?
人と話す時は相手との思考の幅の違いにぐっと疲れることがある。

相手が描いている前提が明らかに偏りがあるとき。
いちいちそれが偏っているよと指摘してあげるのも微妙。
かと言って、それをふんふんと聞いてあげるのもなんか釈然としない。
ま、そんなとき議論でないときは、自分は大体ふんふんと流してしまうのだけど。

偏りのあることに気づけないとかどうも視点に謙虚さが足りない人は鼻につく。
「経験値が少ないよ」とはいいにくいものだからこそ、直らないことなのだろう。

メンバーをリードしたり、マネジメントをする立場としては逆にいいやすいかもしれないが、それは相手に聞く耳があるということが必須だ。

IT起業においてはそういった人材は得てして多くない。
いや、一般化はよくないか。
今の私がいる企業においては、そういった人材はとても少ないと感じている。

自分を大きく見せたい。
それは多くのひとがそう思っている。
でも、本当に自信がある人は、知らないことは知らないといい。
教えてほしいと言う。

自分が若手のときにこいつ伸びないなと思う人は単にプライドが高いが故に知らないといえないタイプ。
自分で調べることはとても重要だし、スタンスとしては持っておくべきものだが、
人の経験を自分の経験のように身に着けることを考えると恥を恐れず、教えてもらうということは非常にためになると自分は思う。

見かけの知ったかぶりは社内で必要なのかね。
お金をもらっている以上、お客さんの前で無理なことはあっても、社内での知ったかぶりは時間の無駄なんじゃ?と自分は思ってしまう。

みんな時間は有限だし、優秀な人ほどマルチタスクを抱え、忙しいはずだ。
だとしたら、手を動かして調べるよりも、より効率的な教えてもらうということもぜひインプット方法の一つとして選択肢にの入れておくべきだ。

時間の短縮だけでなく、自分のインスパイアの場としてもとてもいい。

そして聞くとそれはコミュニケーション距離が短くなるチャンスでもある。

自分は、聞くのも、聞かれるのも好きだ。

聞かれると自分の思考の整理にもなるし、穴に気づくこともある。
それは一つのチャンスだ。