2022年6月19日、千葉県君津市の日本製鉄から付近の河川に赤い汚染水が確認された、というニュース。先週南房総へ行く前にいろいろ調べていた時にネットで目にしたのですが、マスコミは全く報道に載せていないのか、こんな重大な事故なのに初耳だったし、回りの人達に聞いても同じような反応でした。
6月22日のネットニュースがこれでした。
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こんなに赤い脱硫液とは、「石炭をコークス炉で蒸し焼きにすると出るガスから硫黄分を除去するための液」らしい。赤い色は「鉄と反応すると赤くなるチオシアン酸アンモニウムを含むから」との説明です。近くの住民が通報したそうですが、実際見たらさぞびっくりする光景に違いないです。
↓ こんなに赤い
河川や海のお魚さん達は。。。犠牲です😭 悲惨ですね😢 ↓
そして、脱硫液とは別に、別の排水口からは何とシアンが基準値オーバーで検知された、と。シアンの基準値は1リットル当たり0.1mgらしいですが、6月30日には0.24mg/リットル、7月1日には0.5mg/リットルが東京湾への排水溝で検出されたそうです。と言うことは、6月末が基準値の24倍、7月始めが5倍ですよね😱
7月4日のネットニュースには、6月に報道された同じ写真が使われていますが、6月22日から約2週間経ってどのような状況なのか?。。。不明です。そして今の状況はどうなのかも不明
↓ 今月初めの報道
水俣の水銀と重なる「環境汚染」、そして人体への有毒性があるはずなのに、一か月前に起こったこの事故のことを表立って何の報道も聞かないのは不思議な感じです
東京湾への汚染水流出があったというのに、付近で事故後も相変わらず釣りをしている人たちがいる現状 6月19日に「赤い川」が通報後、水質検査が1週間後の25日に発表された、というのも、すぐに危険性を知らせて欲しいところだけれど、検査にそれだけの日数を要するものなのか。。。
「テレビは、見てなくても一日中付けている」と話す君津市から南に約50km離れた場所に住む親戚は、同じ県だからもっと深刻に捉えているだろうと聞いてみると、何とこの事故を知りませんでした。私は、脱硫液、シアンの河川への流出が解ってから約3週間経った頃の南房総滞在でしたが、お魚料理、大丈夫かなと思いながらの食事でしたが、何かモヤモヤした気分でした
夏の季節なので、付近の海水浴場も混みあうと思います。人体に被害が出ないよう、水質検査を行って安全管理をきちんとして欲しいし、何より、このような毒性化学物質が自然界に流れ出てしまった事実は、マスコミは隠さずにニュースに載せてほしい。マスコミが公にしないのが多分野に渡っている事をヒシヒシと感じてしまいます