数週間前、家族でドップリとハマって見ていた「愛の不時着」。以前大ヒットだった「冬のソナタ」もまだ観ていないので、韓国ドラマは初めて。冬ソナがヒットしていた頃は、忙しくて連続物を見る時間も取れませんでしたが、今やっと時間と心の余裕が出来て、このドラマ16話を見終わりました
初めての韓国ドラマの感想は、演技力ハンパない
です。1月に日本映画を機内で観たのですが、あまり邦画観ない私は、演技の点でちょっとショックを受けてました(スミマセン
) 学生時代に演劇をかじった私は、「私の方が絶対良い演技出来る
」と思ったくらい 笑 (いやいや、ここは笑って流して下さい)。 洋画は、演技力の面ではさすがなので、どうしても洋画に偏っていた私でした。そして、韓国ドラマ「愛の不時着」は。。。素晴らしいの一言に尽きます
レベルの高い演技力とストーリーに感動しっぱなしでした。あんなに笑って泣いたドラマもないかも、というくらい、とにかく引き込まれて。。。ユーモアが所々に出てくるのも、欧米的。ウィットに富んだ返答は、欧米では日常の会話であちこちに出てきて、思わず吹き出してしまいますが、その懐かしい部分が韓国ドラマで十分に楽しめました





何よりこの映画では、ほとんど事実に忠実に再現された北朝鮮が出てきます。日本の拉致被害者達が入れられたのもこのような所、と想像出来る「招待所」(何が招待所だ
、というネーミングですが)と呼ばれる建物も、村人の家屋や市場など、決して目に出来なかった北朝鮮生活を疑似体験?することができます。独裁体制の中で、人の心がどのように動くかというのも、よく表されています。

特に軍人たちはその体制の中では、「昨日の友は今日の敵」という場面が散りばめられていて(笑)、えっ、さっきこちらに付いていたのに、今はあっち?というように、誰を信用していいのか、いや誰も信用してはいけない社会なのだということに気づかされます。それでも、村人たちの生活の中は、けなげにお互いに協力し合って生きている姿を映し出すシーンもあり、ほっとさせられます。それにしても上に立つ独裁者によって、これほどまでに国民は人権を奪われ、苦しい人生を歩むことになるのだなあと、全編を通して自由を奪われた国民への同情を感じざるをえませんでした

そして、このドラマを傑作としているのが、主人公のリ・ジョンヒョク役のヒョンビンさんとユン:セリを演じるソン・イェジンさんの演技とお二人の美しさです。エレガントなお二人の話す韓国語も心地よく耳に響いてきます。(ヒョンビンさんは北朝鮮の人の役なので、アクセントなど随分訓練をして朝鮮語、ですね) ということで、最初から最後まで、画面に釘付けにしてくれます

ストーリーも意外性があって素晴らしく、1話終わるごとに、次が気になる、でも寝なくてはいけないから翌日に持ち越し、ちょうど良いところで終わるから次が気になって反ってストレスだね、と(笑) 次を観たい、次を観たい、と全部見終わると、寂しくてロス。。。という笑えないパターンですね

ロスしてられないので(笑)、次にトッケビを見始めました。こちらは1話終わるごとに、「フ~、それで?」 「ハ~、だから?」とハ行しか感想が出てこないね、と(笑) 今12話観終わり、あと4話、さすがにここまで来るとストーリーの展開が理解でき始めて、次はどうなるのだろう?という期待感があります。この後もしばらくは韓国ドラマ
から離れられそうもない我が家です

